あなたはFIREを達成したら、海外移住をしたいと思った事はありますか?
私は、FIRE (financial independence, Retire early; 経済的自立&早期退職)という生き方に憧れて、現在資産形成をしています。
そして、FIREを達成したならば、世界中を旅したいなとも思っています。
例えば、芸人でもあり教育系YouTuberでもある中田敦彦さんは、2021年2月末から「シンガポールに移住する」ということを実現させていますよね。
彼以外にも、FIREを達成したら「海外移住したい」と公言している人もたくさんいます。
ですが、もしあなたが日本の証券口座で投資をしてFIREを目指しているなら、気を付けなければいけない事があります。
これは、大変人気のある動画「お金の授業」をしている中田敦彦さんが、「投資はシンガポールに行ったら始める」と公言していた事から気が付きました。
それが、
という事です。
オリラジの中田敦彦さんも、これを知っていたから日本で投資を始めなかったのですね!
それなので、正しい知識を持って資産を貯めて、将来FIRE(経済的自立, 早期退職)を成功させるように備えましょう!
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FIRE達成後に海外移住を目指しているあなたは、あなたが持っている証券口座の規定を確認したことはありますか?
実は、日本の証券口座は、その規約上、海外在住者は使えません。
というのも、日本の証券会社は、
からなのです。
これは、完全に法律上の問題ですね。
それなので、海外在住なのに日本の証券口座を使うのは、「違法行為」となりますので気を付けてください!
特に最近、FIRE(financial independence, retire early; 経済的自由と早期退職)の運動が流行っていますが、そのベースとなる資産形成は、証券口座で米国株ベースの投資信託(S&P500)や個別株を買う事を推奨しています。
今日本で簡単にそれを保有できるのは、日本の証券会社の口座なのです。
実際、日本の証券口座をベースに投資信託(もしくはETF)を購入し、海外移住にあたって資産を移動させるのに困っているFIRE達成者もいます。
実際、FIREを達成させたGENKIさんの声を聞いてみて下さい。
楽天証券のサイトから引用します。
出典:楽天証券サイト「海外出国のお手続き」より
上記にある通り、出国中は「取引は不可」です。
さらに、永住の場合は、「証券総合口座の閉鎖」が必要になると明記されています。
SBI証券のサイトから引用します。
当社に証券総合口座をお持ちのお客さまが、海外勤務等の理由により一時的に出国「(本邦)非居住者」 される場合、原則「帰国されるまでの間」も当社の証券総合口座(お客さま名義)にて有価証券等をお預けいただくことができます。
ただし、当社では日本国外で金融商品取引業務を行う許可(免許)などを海外の監督官庁等から得ておらず、居住国の法令諸規則に則った対応を行うことはできません。出典:SBI証券サイト「海外転勤等の理由により出国(非居住)される方への対応について」より
特に、米国居住者、グリーンカード(米国永住権)保有者への対応は特に厳しく制限しています。
それは、以下のように2年前の居住まで明記されています。
米国居住者には183日以上、米国に滞在されている方が含まれます。また、前2年の間に米国に滞在されていた方は前年滞在日数の1/3、前々年の滞在日数の1/6に相当する日数も183日の算出に加えられます。
出典:SBI証券サイト「米国人・グリーンカード(米国永住権)保有者・米国居住者への販売制限について」より
これは、米国がテロリストの資金が海外に流出するのを防ぐために、米国居住者の資産の移動を法律で厳しく制限したためと言われています。
それなので、もしあなたがFIREを達成した際は、アメリカに留学しようとしていましたら、資金の移動が必要になりますので十分に注意して下さい!
実は、iDecoやつみたてNISAは、海外移住すると続けられません。
これは、「日本に住んでいる人」向けの節税政策ですので、海外に住むことになるとその恩恵は受けられません。
では海外移住してしまうと、iDecoの口座、NISA口座はどうなるのでしょうか?
これは、証券会社によって対応が異なります。
この理由は、まだ法整理がきちんとなされていないからです。
そのため、「海外在住」となる人の口座は、一時的に継続保有可能(新規購入は不可)か利用可能不可になることがほとんどです。
色々調べてみると、以下の通り証券会社により対応がまちまちです。
例えば、日本で証券口座開設数の多いSBI証券や楽天証券の場合は、対応が全く異なります。
iDeCo | NISA | |
SBI証券 |
帰国まで口座維持可能 (新規買付不可) |
解約 |
楽天証券 | 解約 |
最長5年口座維持可能 (新規買付不可) |
ただし、いずれにしても気を付けないといけない事があります。
というデメリットがあります。
それなので、将来海外移住を考えている人は、海外移住時や受け取り時のiDeCo口座、NISA口座のメリット・デメリットを考えてから始めましょう。
ちなみに私は、iDeCoの代わりに国民年金基金という制度を利用しています。
iDeCoではなく国民年金基金という制度を利用するメリットは、以下の記事で述べています。
海外在住でも証券口座を持つには、海外在住者でも使える海外の証券会社の口座を開設する事です。
ただ、今日本には海外在住者でも使える証券会社はないと思います。
けれど、海外には、海外在住者でも使える証券会社はありますので、そこの証券口座を開けることをオススメします。
など。
実際に海外証券口座を開設することになったFIRE達成者の声も聞いてみて下さい。
(海外移住を希望しているFIRE達成者でありYouTuberでもあるGENKIさんの動画より)
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あなたは、FIRE達成後に海外移住を希望していますか?
もし将来海外移住を希望しているなら、資産形成をどのようにするか今から考える必要があります。
あなたの資産形成のメインが、日本の証券口座による投資信託の購入でしたら、それを4%ルールに従って取り崩しながら海外移住をすることは、現状不可能です。
それなので、将来海外移住を考えている人に以下の点をお伝えしたいと思います。
海外で日本の証券口座が使えなくても、色々な方法が考えられます。
それなので、FIREの準備をしている今こそ下調べをして、将来に備えてみてはいかがでしょうか?