あなたは、仕事や職場の人間関係が辛いと思ったことはありませんか?
私は、現在フリーランスの医師として働いています。
ですが、その前は医局に所属し、大学病院に勤務しておりました。
しかし、給料も安く、休みもなく、夜中でも毎日いつ病院から連絡がかかってきてもすぐに駆けつけられるように準備していなければいけない日々でした。
もちろん、そのような日々を嬉々としてこなしている医師もいます。
ですが、私の場合は医師として働きながらも休みや気分転換や欲しいと思うタイプでした。
それなので、自分が思う医師としての働き方をするために、大学病院での仕事を辞めるという大きな選択をしました。
それまでは大学病院の医局に所属することでしか仕事をした事がなかったので、医局を辞めて仕事があるのかどうかもわからない状態でした。
ですが、実際に辞めてみると、大学病院に所属していなくても、やりがいのある医師の仕事はたくさんありました。
今回は、実際に常勤医師をやめてフリーランス医師になった私が、常勤を辞めても問題なく収入を得る事ができる医師の7つの働き方についてお伝えします。
今回の記事は、以下の人にオススメの記事となります。
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それでは、医師が医局を辞めても問題なく仕事・収入を得られる7つの働き方を、以下でお伝えします。
『医局から独立した常勤医師』は、仕事は今まで通りバリバリ働きたいけれど、今の仕事環境を変えたいという医師にオススメです。
医局に所属して大学病院やその関連病院でしか働いていない人は、もし医局を辞めたら働き口があるのか心配ですよね。
実は、私もそうでした。
仕事の環境を変えたいと思いながら長年医局に所属していたので、関連病院で働いている時も、周囲の医師はみんなどこかしらの医局から派遣されてきていました。
それなので、医師として常勤医師として働くには、医局に所属しないと結局は仕事を得られないのではないかという固定概念がありました。
ですが、医局に所属しなくても常勤医師として働いていけます。
所属していた医局から医師が派遣されている病院で働こうと思ったら、医局の顔見知りがいるので気まずさはあるかもしれません。
しかし、実際は病院は多数あり、医師不足で悩んでいる病院もたくさんあります。
それなので、もしあなたが医局から離れて新規に常勤医師として働きたければ、働き口はたくさんあります。
そして、新しい働き口を探す方法としては以下の3つが挙げられます。
もし、働きたい地域や病院などが決まっていましたら、ご自身で病院のHPなどにアクセスして「職員募集」に問い合わせをするのも一つです。
大都市圏は医師が充足している病院もありますが、少し離れるだけで医師を募集している病院はたくさんあります。
もし、ご自身で探すの大変だったり、給料などの条件面の交渉が苦手でしたら、「医師派遣会社」へ登録するのも良いでしょう。
働き場所、年収、当直の有無などの細かい条件を聞いてくれます。
医師派遣会社ならあなたにあった病院を探してくれるでしょう。
これまで一緒に働いたことのある他科の先生に連絡をとってみると、自分も医局から独立したとか、今働いている病院が医師不足だという話が出ることがあります。
また、知り合いのさらに知り合いの先生が探していたということもあります。
それなので、もし学会などで偶然にも知り合いの先生に会うことがありましたら、相談してみてはいかがでしょうか?
あなたは、当直や夜中のオンコールで疲れてはいませんか?
病院で働いていると、当直で一晩中起きていたり、夜中にオンコールで呼び出されることも多々あります。
それで疲弊してしまった場合、常勤医師として働きたけれど夜に呼び出されるのは辛いので、そこだけは辞められたらって思うことはありませんか?
その場合は、当直がない条件での契約や、老健(介護老人保険施設)での常勤医師という仕事もあります。
仕事によっては救急外来が無かったり、休日がしっかり取れる働き方も可能です。
それなので、仕事の条件さえ変えれば常勤医師で働きたいという意思があるなら、医師派遣会社などで条件の合う仕事を探してもらうのはどうでしょうか。
あなたは、常勤医師として働くのは大変でも週数回くらいなら働きたいと思っていませんか?
仕事は好きだけど、週5日勤務やそれ以外にオンコールや日当直がある仕事だと疲れが強く出てしまうということはありませんか?
その場合は、「非常勤医師」という働き方もあります。
非常勤の場合は、週に数回、例えば外来や検査(内視鏡など)を行う医師もいれば、手術の日に麻酔をかけたり手術を手伝うという働き方もあります。
また、契約次第では日当直に関してはしないとか、月何回までと制限をかけることも可能です。
それなので、仕事はしたいが週5日やさらに日当直が入る仕事は辛いが週数回だけは働きたいという医師は、非常勤医師になるという選択はどうでしょうか。
あなたは、フリーランス医師という働き方をご存知ですか?
どこにも所属することなく、自由に働く生き方です。
週に1日でもいいですし、月に数回働く形でも可能です。
常勤医師としての仕事に疲れたので少し休みたいがずっと休むのが心配な人や、他にやりたいことがあるので医師としての仕事は最小限に抑えたいと思っている人にオススメの働き方です。
医師でフリーランスになった場合、仕事はあるの?と心配になるかと思いますが、実際は働き口はいっぱいあります。
例えば、以下の場合に医師が募集されます。
このような場合は、医師派遣会社に登録しているとほぼ毎日募集が出ています。
健康診断の場合は平日に募集されることが多いですが、それ以外は土日祝日でも募集が出ます。
それなので、医師派遣会社に登録しておけば仕事がないということはほぼありません。
ただし、地域的には募集が少ないこともありますので、フリーランス医師として働くなら大都市周辺の方が仕事をしやすいかもしれません。
それなので、もう常勤医師としての働き方は疲れてしまったので、自由に働きたいと思っている方は、フリーランス医師になることをオススメします。
フリーランス医師でも、特殊な技術が出来る医師の場合は更に高収入を得ることも可能です。
例えば、以下のような特殊な技術がある医師は、高収入の募集がされることがあります。
など
大きな病院では、手術をしたくても麻酔医がいなくて困っているところをたくさん見てきました。
また、フリーランス医師として働いていると、婦人科検診の細胞診が出来たり内視鏡専門医を持っていたらと思う医師募集も多く見かけます。
内科医や一般外科などの先生は通常の外来の手伝いや健康診断は出来ますが、特殊な手技ができたり専門医を持っている医師は需要があります。
それなので、専門性を利用してフリーランス医師として働くのも一つの方法と言えます。
フリーランス医師でも、ゆったり働きたいと思っていましたら、健康診断や人間ドック専門の医師として働くことも可能です。
医師として働きたいけれど、病棟や救急外来から呼ばれることに疲弊してしまった医師や、家族や自分のための時間をしっかり取りたいと思っている医師もいるでしょう。
そのような医師の方は、健康診断や人間ドック専門の医師としてフリーランスで働くことも可能です。
基本的に仕事は時間通りに終わりますし、予定外の人の診療をしないといけないということはないです。
自分が働きたい時だけ仕事を入れれば良いですし、数時間〜半日仕事もあります。
仕事は、医師派遣会社に登録すればほぼ毎日見つかります。
それなので、自分や家族の時間を大事にしたい人や、しばらくゆっくり働きたいと思っている人は、健康診断や人間ドックの診察の仕事をするのも1つの選択肢です。
医師の働き方として、訪問診療という分野もあります。
病院やクリニックで働くのが医師の仕事だけではありません。
「訪問診療」という、看護師さんと一緒に患者さんのところに出向いて診療を行う仕事もあります。
もちろん、施設に所属して常勤として訪問診療を行うこともありますが、非常勤医師やパート医師でも訪問診療は可能なのです。
あなたのスキルや診療可能な日にのみ出勤する募集も見たことがあります。
それなので、しっかりと患者さんの診療に向き合いたいけれど、バリバリ常勤として働くのはちょっと…と思うようでしたら、訪問診療をしてみてはいかがでしょうか?
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このように、医師の仕事も色々な働き方があります。
大学病院や医局に所属していて他の働き方を知らないと、大学病院を辞めても安定した収入のある仕事を得られるか心配があると思います。
私も実際そうでした。
ですが、医局を離れてみると、実はあなた自身の生活や希望に合わせたいろいろな働き方があるとわかりました。
あなたも、今、仕事が辛くて辞めたいと思っていましたら、心配せずにあなたの心と体の健康を第一に考えて決断して下さい。
心と体が健康であれば、仕事も私生活もうまくいくようになるでしょう。