あなたは、FIREに興味がありますか?
FIREとは、financial independence, retire earlyの略で、日本語では経済的自立を早期退職と呼ばれています。
毎日の仕事に疲れている人や仕事以外にやりたいことがある人に流行った生き方です。
それ以前には、定年よりも早く退職する『早期リタイア』が流行ったこともありました。
早期リタイアとFIREと何か違うかと言いますと、FIREの方は『経済的自立を確立してから』退職するということです。
『経済的自立をして』から退職することは、不労所得を確立している状態ですので、退職後に働かなくても不労所得からの収入で生活できるというメリットがあります。
ですが、私は『サイドFIRE』という形で、資産形成をして不労所得もあるけれどまだ働いているという形をとっています。
では何故、私は仕事をするサイドFIREを選択したのでしょうか?
それは、サイドFIREを希望する人にとっても、少しでも仕事を続けることには色々メリットがあるからです。
それなので今回は、実際にサイドFIREしたフリーランス医師の私が、趣味の旅行をしながらも何故まだ仕事を続けているのかをお伝えします。
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それでは、旅する医師がサイドFIREしても仕事をしている10の理由について、以下でお伝えします。
サイドFIREした私が働いている理由の1つとして、サイドFIREを達成してから更にフルFIREを目指しているからです。
私も最初はフルFIREを目標にして、資産形成をしていました。
ですが、実際に資産形成を始めてみて、フルFIREのための資産形成の目標金額に辿り着くのが遠い先の出来事のような気がしてきました。
さらに、FIREのための資産が目標金額まで達する年齢と65歳がそれほど変わらないと分かった時に、
FIREを目指して頑張る意味はないのではないか?
と思うようになりました。
それなら、目標をサイドFIREに変えて資産形成の目標金額を下げた方が、早くFIRE出来ると気がつきました。
まずは、サイドFIREをして、早く自由な時間を手に入れて少しずつでも好きなことをはじめていきたいと思いました。
実際にサイドFIREをしてみて、フルFIREでなくても好きな趣味の時間を取れることが分かりました。
さらに、私は現在も働いているので収入があります。
そのため、好きなことをしながらも最終的にフルFIREが出来るように資産形成を続けられています。
そして同時に、趣味のための時間も取って楽しい生活を送ることができています。
それなので、あなたも定年近くにFIREするよりは、サイドFIREでも良いので好きなことをする時間を手に入れませんか?
私がサイドFIREしても仕事をする2つ目の理由は、収入があると精神的に安定することが分かったからです。
私はサイドFIREした直後は、だいぶ仕事を減らしていた時期がありました。
仕事をしていた時に比べて睡眠時間を増やすことができたため、体の疲れは取れましたが、その反面、収入が激減して心細くなりました。
もちろん、サイドFIREのための資産形成をしたので不労所得はあります。
ですが、長年資産形成を目標に不労所得を使わずに来たので、ある時突然貯めてきた不労所得を使うことに抵抗がありました。
また、貯めていた貯金を減らすだけの生活をしていくと、どんどん心細くなってきました。
その時に、これまで早く辞めたいと長年思っていた仕事を再開して収入を得てみたら、とてもホッとして精神的にも安定しました。
それ以降は、毎月少しでも仕事をするようになり、給料のありがたみを感じているところです。
私がサイドFIREしても仕事をする3つ目の理由は、資産の上手な使い方を学ぶまでの時間稼ぎです。
上記の項目でも述べましたが、私は長年『資産を貯めることだけ』頑張ってきました。
不労所得で生活するということは、その頑張りを減らしてしまう行為です。
私はそれにとても抵抗を感じてしまったのです。
その時に思ったのが、
お金を使うにも、不労所得の上手な使い方を学ばないといけない
ということでした。
いつまでも精神的に『お金を貯めるモード』が抜け切れていない人は、いつまで経ってもお金を貯める一方で上手に使えないと感じました。
資産や不労所得を削って使うことに、『勿体無い』と感じてしまっているのです。
そのために、私は現在は心の安定を保つために仕事をして収入を得ています。
ですが、不労所得を使えないままではFIRE出来ません。
いずれは不労所得を使用し始めて、『勿体無い』と思うのではなく、『お金を上手に使っていく』練習をしていきたいと思っています。
それが上手くいくまでは、少し収入を得ながらの生活の方が、私のメンタルには良いかなと思っています。
今後は、毎年少しずつでも不労所得を使っていき、『勿体無い』という気持ちを減らして、フルFIRE出来るようにしたいと思います。
サイドFIREをして常勤の仕事を辞めた後、私はしばらく無職の期間がありました。
それまでは、365日24時間働くのが当たり前な生活でした。
医療系の仕事をしていたので、夜中でも病院から電話がかかってきたらすぐに駆けつけないといけない生活で、夜もぐっすり眠れませんでした。
それが、仕事を辞めてから、ゆっくり眠るようになり体力と気力の回復に努めて、仕事のことは考えないようにしました。
そうしていくうちに、少しずつメンタルの改善がありました。
それと同時に、これまで毎日仕事をするのが当たり前だったので、時間を持て余すようになりました。
何もしない時間を苦痛に感じるようになってから、ふと仕事を再開してみたところ、あれほど苦痛に感じていた仕事が苦にならないようになりました。
それは、メンタルを安定し、夜もゆっくり眠れていることが前提で仕事が出来ているからです。
もちろん、以前のような仕事に戻りたいとは思っていませんが、自分に合った形で仕事をするのは良いのではないかなと思うようになりました。
また、前項でも述べましたが、少し仕事をすることで収入を得る事ができました。
これまでは「これだけ仕事をしているんだから給料があって当たり前」と思っていたのに、FIRE後は「お給料をくれてありがとうございます」と感じるようになりました。
同じお金をもらうことでも、心が安定しているとこれだけ感じ方が異なるのだなということにも気がつきました。
それなので、現在は『苦痛に感じない程度に』仕事をしている状態です。
サイドFIREした私が仕事をしている5つ目の理由は、『暇つぶし』です。
堀江貴文さんもよく言っていますが、『人生は壮大な暇つぶし』という言葉を私も気に入っています。
人生という膨大な時間をどう使うかは自分次第なのです。
その中で、私は仕事時間を『暇つぶし時間』としています。
それは以下の理由によります。
私の趣味は旅行です。
私はサイドFIRE後は、自分の趣味の旅行を楽しむために、あちこちに行ってみたいと思っていました。
ですが、毎日旅行をしていると新鮮さもなくなってしまい、ドキドキワクワクする感覚がなく。義務感で旅行をするに至りました。
人間の慣れって恐ろしい習慣で、あれだけ楽しみにしていた旅行さえ、楽しいと感じなくなってしまうのです。
それなので現在は、私は好きな旅行もある程度の期間を空けて行くようにしています。
ということは、それ以外の時間は旅行以外で『暇つぶし』をしないと時間が潰れないのです。
私の仕事の意義は、『暇つぶし』であり『旅行の資金稼ぎ』でもあるのです。
そう思ってからは、ちょっと仕事に苦痛を感じても、『今日頑張ったら旅行資金がもらえる』と思うと、それほどの苦痛では無くなってきました。
仕事が『日々の生活のため』の場合、苦痛に耐えられないこともあるかもしれません。
ですが、例えば『これを頑張ったらイギリスに行けるお金がもらえる』などと思える仕事なら、耐えられる苦痛になるのです。
それなので、私は旅行と旅行の間の時間の『暇つぶし・資金稼ぎ』として仕事をしているのです。
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サイドFIREした私が仕事をしている5つ目の理由は、『軽度のストレスのため』です。
ストレスを感じるために仕事に行くということに、疑問を持つ人もいるでしょう。
確かに、FIREして仕事を辞めて、高度なストレスから逃れることは楽しく生きていく上でとても大切なことです。
ですが、その後に『何もしなくて良い』時間が100%になってしまうと、それはそれでつまらない毎日になってしまうこともあるのです。
いわゆる、比較対象として軽いストレスの時間(仕事時間)を作ると、『何もしなくても良い』時間が良いものに感じられるというメリハリをわざと日常生活の中で起こすのです。
そうすることで、再度『何もしなくて良い時間』のありがたみを感じる事ができるのです。
さらにサイドFIREをしていれば、ある程度の額の資産と不労所得がある前提ですので、それほど「仕事時間」を大きく割かなくても良い生活が送れます。
また、『ヒトは軽度のストレスを感じる生活をした方が、長生きする』と言われていることが言われています。
ただストレスも心の負荷もなく過ごす時間のみよりは、苦労を乗り越えたという実感があったり、仕事を終わらせた達成感のある生活の方が私たちの健康にも良いのです。
それなので、私はあえて仕事の時間を『軽度のストレス』のための時間として、日常生活に取り入れているのです。
FIRE後でも朝しっかり起きて、1日有意義に生活するリズムを保つためにも、私は日常生活に仕事を取り入れています。
FIREして、自由な時間に起きれるようになると、朝遅くなったり変な時間に起きるようになる原因になってしまいます。
それに対してやはり「仕事がある」と思うと、朝シャキッと起きれます。
毎日仕事がなくても、ある程度不規則にでも午前中の仕事の予定が入っていると、朝に起きるリズムが保てます。
そうすると、仕事が入っていない日にも同じような時間に起きれるようになります。
朝早く起きれると、時間を有意義に使う事ができます。
部屋を掃除したり、ブログを書いたり、買い物に行ったり、旅行の準備をしたりします。
天気の良い時はゴルフに行ったり、軽く運動したりすると、気分転換になったりメンタル的にも安定することにつながります。
それなので、規則正しい生活を送るためにも、私はわざと定期的に仕事を入れるようにしています。
FIRE後に不眠症になることを避けるため、日中に疲れるようなことをするようにしています。
FIREして、日中にゆっくりしたり、動画を見たりゲームをしたりとあまり体を動かさない生活をしていると、不眠の原因になることもあります。
翌日に仕事などの強制的にやる事がないと、夜はいつまでも起きていられる原因にもなり、昼夜逆転することにつながります。
そのような生活をしていると、夜になっても眠れなかったり、寝入る事ができなくて一晩中起きているということにもなってしまいます。
それなので、私はわざと日中に少し疲れることをします。
体を動かす時間があれば、ゴルフやピラティスなどの予定を入れます。
時には、少しストレスや緊張感のある仕事を入れることもあります。
そのような予定を意識して入れて日中に疲れるようにして、夜はぐっすり眠れるように心がけた生活をしています。
FIRE後に孤独になることを避けるため、仕事を入れるようにしています。
特に独身のFIRE民は、FIRE後にはかなり人と喋る機会が減ると思います。
最初のうちは、Youtubeを見たり、ゲームをしたりしている時間が楽しく思えます。
ですが、人と会話をしない、場合によっては本当に1日言葉を発しなかったということにもなりかねません。
またFIREすると、興味や生活スタイルが違う会社員の友人・知人の予定や会話とだんだん合わなくなるために、疎遠になってしまうこともあります。
そうなると、少し寂しさも感じてしまうため、私は誰かと話す機会を増やしたり、仕事をしている人との感覚のズレを生じさせないためにも仕事をしています。
FIRE後に仕事をしている大きな理由の1つとして、交通費や宿泊費の補助が出る仕事をしています。
私の趣味は旅行なので、私は時々遠方で仕事をしています。
その際、仕事によっては交通費や宿泊費の補助を出してくれる仕事先もあるので、そのような仕事に応募するようにしています。
実際1ヶ月の仕事と旅行は以下の通りになります。
例えば、2024年10月は、式根島や新島、山口県の周防大島に仕事で行ってきました。
2024年11月には、宮古島や伊東・伊豆急下田に仕事で行っていますが、交通費は企業側持ちで、宿泊費も補助が出ています。
普通に旅行することも楽しいのですが、私はまだサイドFIRE中でフルFIRE目指して資産形成中なので、節約出来るところは節約して旅行をしています。
それなので、私は旅行を楽しむためにも、交通費や宿泊費の補助が出る仕事は積極的に応募するようにしています。
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あなたは、FIRE(経済的自立と早期退職)に興味がありますか?
私には夢があります。
それは、旅をしながら生活をすることです。
それなので、早くFIREをして自由な時間を手にすることを目標として、FIREのための資産を貯めてきました。
ですが、実際にFIREを目指していると、FIREよりもサイドFIREの方が早くFIREでき、しかも少し仕事をするということは自分に合っているということに気がつきました。
今は、フルFIREを目指してはいますが、しばらくはサイドFIREでも良いかなと思っています。
私は現在、旅をしながらのサイドFIRE生活ができていますが、次の目標はやや長めの期間、例えば2〜3週間の旅行を日常生活に組み込むことです。
そのようにして、少しずつFIRE生活を自分に合ったものに変化させていきたいと思っていますが、その夢を叶えるためにもまだ少し仕事を続けていくことを大切に思っています。
FIRE後の生活は人それぞれ、たくさんのスタイルがあります。
私はその時の年齢や体力・やりたい旅行のスタイルに合わせて色々変えられるように、まだ少し仕事を続けて収入を得ながらどの生活スタイルにも対応できるようにしていきたいと思っています。
あなたも、理想の生活を送るためにも、一緒にFIREを目指して頑張りませんか?