あなたは、今、会社員として働いていますか?
最近、投資による資産形成がクローズアップされていて、そしてその先にある経済的自由を目指すFIREという生き方が支持を得てきています。
そして、FIREを目指すために、有名な書籍・ロバートキヨサキさんの「金持ち父さん、貧乏父さん」や、すでにFIREを達成している経営者でありYouTuberでもある両学長も口を揃えて言っているのが、
「お金持ちになりたければ、経営者になれ」
ということです。
ですが、一般社会人が「経営者になれ」と言われても、実際はどうしたら経営者になれるか分からないというのが現状かと思います。
実際私もそういう思いでした。
そして最近は、経営者にならずとも会社員から投資家、そしてFIRE達成に成功した人も出てきています。
それなので、もしあなたが今サラリーマンとして働いていて、お金を貯めてFIREを達成するには経営者にならないといけないのかなと悩んでいましたら、私は「会社員のままでもいいんだよ」と教えたい事があります。
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【目指せFIRE!】資産形成するには会社員こそ有利な5つの理由とは?
それでは、会社員こそFIREするための資産形成時期において、実は有利な点を5つお伝えします。
- 【目指せFIRE!】資産形成するには会社員こそ有利な5つの理由とは? ①確定申告が不要
- 【目指せFIRE!】資産形成するには会社員こそ有利な5つの理由とは? ②厚生年金がある
- 【目指せFIRE!】資産形成するには会社員こそ有利な5つの理由とは? ③健康保険に入れる
- 【目指せFIRE!】資産形成するには会社員こそ有利な5つの理由とは? ④福利厚生を利用できる
- 【目指せFIRE!】資産形成するには会社員こそ有利な5つの理由とは? ⑤ボーナス、退職金がある
【目指せFIRE!】資産形成するには会社員こそ有利な5つの理由とは? ①確定申告が不要
これは、副業をしていない会社員に当てはまりますが、会社員の場合は確定申告が不要です。
会社員の場合は、会社側が年末調整を行っているので、それで所得税や住民税の納税が完了しているのが通常です。
年末くらいに必要書類を会社の事務に提出すれば、会社員自身が行う細かい申告はありません。
私はフリーランスになってから毎年確定申告をしていますが、毎年最後のチェックは税理士さんにお願いしています。
これは、専門家でもない自分で確定申告を行なった時に、何かがあった時に対応できるか不安なためです。
ですが、税理士さんにお願いするということは報酬を払う必要があります。
税理士さんによって値段は違うと思いますが、初年度30万円、次年度より27万円支払っています。
そのようなことを1つ行わないだけで、手間や時間、それに関わるストレスも大幅に削減する事ができます。
それなので、会社員は年度末に面倒な確定申告のストレスなく生活できるというメリットがあるのです。
【目指せFIRE!】資産形成するには会社員こそ有利な5つの理由とは? ②厚生年金がある
「厚生年金」という制度も、会社員の特権です。
これは、将来に受け取る年金を、個人と会社半々ずつ出し合うという制度です。
一般会社員は、これを特に「特権」と受け取る事なく享受しているかもしれませんが、個人事業主からすると喉から手が出る程うらやましい制度です。
もし個人事業主が将来もらう予定の年金額を上げたいと思っていましたら、「国民年金基金」という制度を利用して自腹で(!!)積み上げるしかないのです。
「国民年金基金」を利用すると控除が受けられるというメリット(節税)はありますが、いずれにしてもサラリーマンなら会社が出している年金分を「自腹で」積み上げるという制度です。
将来もらう年金額が違うということは、FIREを目指しているあなたなら、何に関わってくるかもうお分かりでしょう。
そうです。
厚生年金か国民年金かは、FIRE達成のための目標金額に大きな違いが出てきます。
例えば、個人事業主が将来、年金を月8万円もらい、会社員が20万円もらえるとしたら、後者はFIREのための目標投資金額設定を下げる事ができるのです。
65歳以降の話ですが、もしFIRE後の生活費が月25万円必要と考えている場合、個人事業主はあと月17万円もらう手段を考えないといけません。
それに対して、会社員は、あと月5万円もらう手段を若い時に準備しておけばいいのです。
いかがでしょう?
会社員の人は、厚生年金がこれだけの威力を持っているという事を知っておくべきだと思います。
【目指せFIRE!】資産形成するには会社員こそ有利な5つの理由とは? ③健康保険に入れる
会社員は、健康保険に入れるのも大きなメリットだということ知ってますか?
個人事業主が入るのが、国民健康保険、いわゆる国保と呼ばれる保険です。
これが、保険料が高いんです!
しかも、健康保険(健保)の方が色々受けられるメリットがあるのです。
医療費は、国保も健保も3割負担と一緒です。
ですが、会社員の場合、自動的に入っている健康保険は、
というメリットがあります。
それに対して、個人事業主の場合、出産手当や傷病手当がない上に、収入が高いと国民健康保険の保険料がかなり高額(令和3年度の上限は99万円!)にもなるのです。
それなので、あなたが会社員で健保に入っているなら、かなり良い境遇に置かれていることを知るべきだと思います。
【目指せFIRE!】資産形成するには会社員こそ有利な5つの理由とは? ④福利厚生を利用できる
実は、個人事業主の場合は、「福利厚生」という制度自体がありません!
そもそも、「福利厚生」というのは、雇われている人が受け取るメリットなのです。
それなので、個人事業主の場合は、自分自身に対して「福利厚生」が使えないのです。
もし間違って「福利厚生費(経費)」として確定申告をしても、絶対に経費として落ちませんので気を付けてください!!
この、福利厚生費の享受は、会社員の特権ですので、それを余す事なく享受して、今の生活の節約に利用する事ができるのです。
例えば、Youtuberで節約が趣味と言っている賢者の流儀さんは、毎月家計簿を公開しており、
と言っています!
また、私は自分の健康のためにジム費用を自腹で払っていますが、会社員である知人は、
と言ったような福利厚生が受けられると言っています。
ただし、「福利厚生」は知らないと享受できませんので、あなたの会社はどんな福利厚生を受けられるかしっかり調べてできる限り利用するようにしましょう!
【目指せFIRE!】資産形成するには会社員こそ有利な5つの理由とは? ⑤ボーナス・退職金がある
私が個人事業主となって一番心配しているのが、「退職金がない」という事です。
FIRE(経済的自由と早期退職)を目指している人たちを見ていると、FIRE直前に、「最後に退職金〇〇円をもらって目標金額に達成しました」という記事を見る事があります。
また、FIREを目指して貯蓄中に、「ボーナス全額を投資に回しました」と言って、ボーナス時に貯蓄額を一気にブーストさせたという動画を見ると、会社員のメリットだなと思います。
もちろん個人事業主には、退職金だけでなくボーナスもありませんからね。
それなので、個人事業主は、毎月の収入から淡々と投資(貯蓄)を積み上げるだけなのです。
そして、退職金が欲しいと思ったら、自分で退職金を積み上げるしかないのです。
一概に、毎月の手取り額や節税といった面だけ見て、お金持ちになるなら「個人事業主」が良いと思い込んでいるようでしたら、一度会社員であるメリットを考えてみてはいかがでしょうか。
実は、会社員こそ資産形成にはかなり優位であると考えられる面をあるのですよ!
実際に、会社員からFIREを達成した人はいるの?
実際に、会社員から個人事業主を経ずにFIREを達成した人もいるのです!
それは、会社経営も投資も得意ではないけれど、「貯蓄が得意」な人なら、会社員からFIREができるのです!
三菱サラリーマンさん
日本人で会社員からFIREした人といえば、「三菱サラリーマン」さんが有名でしょう!
名前の通り、三菱系の会社に勤めていて、収入の8割を投資に回して30代でFIRE達成した方です!
この方の得意技は、「高収入」と「節約&高い貯蓄率」です。
何より、「組織から自由になりたい!」という気持ちが誰よりも高かった方だと思いました。
ただし、三菱サラリーマンさんは会社員を否定しているのではなく、「自分にとっては組織に所属するのは苦痛だった」と言っている方なのが印象的でした。
クリスティ・シェンさん
芸人であり教育系YouTuberでもあるオリラジの中田敦彦さんも「お金の授業」で書籍を取り上げました、有名なFIRE達成者がクリスティ・シェンさんです!
この人は、30代でFIREを達成して、早期リタイア後は夢であった世界中を旅して生活しています。
彼女は家が裕福でもなければ、稼ぐ事が得意でもないといっています。
そして、自分が得意なのが「貯める力」と分かっていて、
- 費用対効果の高い職種につくこと
- 支出を減らすこと
の2つに力を注ぎ、会社員からFIREを達成した代表者です。
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まとめ
あなたは、自分が「稼ぐ力」「投資の力」「貯める力」のどの才能があるか知っていますか?
もし、あなたの力が「貯める力」なら、必ずしも「個人事業主」や「経営者」にならなくても、会社員からFIREする事こそがあなたがFIREをする最短の道かもしれません。
そして、会社員だからこそFIREするには利用できる「社会の仕組み」もたくさんあるのです。
あなたは、会社員としてのメリットを十分享受していますか?
調べてみると、あなたが享受していない「福利厚生」も色々あったりします。
それなので、会社員であるあなたは無理に個人事業主にならなくても、今受けられるメリットを十分活用しながらFIREを目指してみてはいかがでしょうか?
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