こんにちは、医療系ミニマリストのDr.ミニマリストです。
あなたは、長く続く疲れに悩まされていませんか?
以前は寝たらスッキリしたのに、最近は寝ても疲れが取れません。
長期間疲れが続く場合、慢性疲労や慢性疲労症候群という病気にかかっていることが考えられます。
慢性疲労とは、長期間続く、疲れが取れない状態です。
疲れ以外に、睡眠障害(眠れない)や精神症状(イライラする)なども症状として出てきます。
それに対して、慢性疲労症候群とは、ストレスが原因でウイルスが身体の中で悪さをし、炎症症状が起きたり、体が痛くなる症状も追加されます。
しかし、疲れが続く場合、単なる疲労の蓄積やストレスが原因だけでなく、実は裏に原因となる疾患が潜んでいる場合があるって知っていましたか?
何か症状を引き起こす疾患が原因の疲労感の場合は、その原因疾患を治療しないと症状は改善しません。
それなので、そういった病気があることを知っておくことも大事ですよ。
慢性疲労と慢性疲労症候群については、こちらの記事を参照してください。
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疲労症状を引き起こす疾患とは?
下にあるような病気は、慢性疲労症候群と同じような症状を出します。
こういった病気は、元々の病気を治すと症状もよくなりますよ。
循環器疾患(心臓や血液の病気)も疲労を引き起こす?
心臓は、血液を身体全体や重要な臓器に送る役割をしています。
低血圧、貧血や心臓の病気では、循環血液量(体をめぐる血液量)が保たれません。
そうすると、また心臓から全身に送り出される血液量が少ないために、脳や筋肉など重要な臓器に向かう血液が少なくなってしまいます。
そのような状態では、体を動かした時に疲労感が強く出ることがあります。
呼吸器疾患も疲労を引き起こす?
肺では、血液中の二酸化炭素と酸素の交換が行われています。
肺疾患などによる低酸素状態 肺できちんと酸素と二酸化炭素が交換されなくなってしまいます。
そうしますと、血液とくっついている酸素の量が減り、十分な酸素が各臓器(特に脳や筋肉)に行き渡らないために疲労感を感じます。
長期間タバコと吸っている人は、このために少し動いただけで息切れをするような症状が出てきます。
慢性気管支炎や喘息がある人、アレルギー症状が強い人は注意してください。
内分泌疾患も疲労を引き起こす?
更年期障害や、糖尿病、甲状腺機能低下症など、内分泌ホルモンの乱れによっても疲れが出ます。
ホルモンが乱れると、心拍数に影響を与えることがあります。
脈がドキドキしたり、嫌な汗が出てくる人もいます。
特に甲状腺ホルモンが低下すると、身体の活動力が低下する甲状腺機能低下症という病気が引き起こされ、疲れやすくなります。
低栄養、電解質の異常も疲労を引き起こす?
栄養も身体に重要な役割を果たしています。
栄養バランスが悪いと疲労感が強く出ます。
また、夏場に真水を飲みすぎると低ナトリウム血症となり、疲労感や吐き気、筋肉疲労が強く出ることがあります。
脱水なのに水を取らないと、血液中のナトリウムが高くなる現象が出てきます。
高ナトリウム血症では、頭痛や吐き気、倦怠感が強く出る場合があります。
下痢による脱水では、低カリウム血症になることがあります。筋力の低下やけいれん、筋肉が引きつったりする原因になります。
神経活動の低下も疲労を引き起こす?
交感神経や自律神経機能の低下によっても疲労症状が出てきます。
自律神経機能が低下すると、活動力の低下、心拍出量の低下などが起こります。
身体に送る血液循環が悪くなると、筋肉に十分な血液が行き渡らないため疲労が引き起こされます。
アルコール中毒を含む薬物中毒も疲労を引き起こす?
肝臓は、体の老廃物を分解してくれる臓器です。
肝機能の低下により老廃物が排泄されないと疲労感が強くなります。
肝臓は機能が低下し始めても、なかなか肝臓自体の症状が現れないという特徴のある臓器です。
それよりは、黄疸(体が黄色っぽくなること)や疲労感といった、慢性疲労のような症状が出てくることがほとんどです。
そのため、肝臓自体の症状が出るということは、かなり病態が進行していることが考えられます。
疲れがあるときは無理せずに、必ず検査に行きましょう。
精神疾患、その他の疾患も疲労を引き起こす?
うつ病や不安障害、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害も疲労の原因となります。
その他、腎臓の異常、甲状腺の異常、がん、ウイルス感染などさまざまな疾患も疲労感を引き起こす原因となります。
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慢性疲労と慢性疲労症候群も疲労を引き起こす疾患?
以前もお伝えしておりますが、慢性疲労、慢性疲労症候群の両方の疾患も当然、「疲労」を引き起こす疾患の1つであります。
慢性疲労症候群とは?
慢性疲労症候群とは、身体を動かせないほどの疲労が6か月以上の長期間にわたって続き、日常生活に支障をきたすほどになる病気です。
症状:
- 頭痛・筋肉痛
- 疲労感(だるい、寝ても疲れが取れない)
- 睡眠障害(眠れない、途中で何度も起きてしまう)
- 微熱、感染症症状などの炎症反応
慢性疲労とは?
慢性疲労とは、「6ヵ月以上疲労が続き、一晩寝ても疲れがとれない」状態を指します。
症状:
- 消化器症状(胃もたれ、下痢など)
- 肌荒れ
- イライラする、楽しいことを感じられない
- 睡眠障害(寝付けない、途中で何度も起きる)
- だるい、疲れる
- 肩が凝る
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まとめ
私の慢性疲労症候群の症状が改善したのは?
脳の疲労・ストレスを軽減できたからです。
また、疲れを感じた時は、こちらを使用しました。
こちらは、大阪市と大阪にある大学、企業が一緒になって開発した、疲れに対する治療薬です。
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疲れがある時、時々栄養ドリンクを飲んでいる人を見かけますが、あれはカフェインを使って一時的に目を覚まさせる作用を利用したものです。
それなので、効果が切れたらどっと疲れを感じる人もいますので、注意しながら使用して下さい。
私の場合は、半年以上に渡り全身の筋肉の痛みや不眠が続き、身体を休めても症状が改善しませんでした。
たまたま症状が出た時期に健康診断をして、異常値や他の病気を認めなかったことから「慢性疲労症候群」だろうという結論に至りました。
私は、この疾患で苦しんでいるときに、『断捨離、ミニマリスト』という言葉を知り、断捨離を行なう過程で症状の改善を見ることができました。
断捨離を行なうことで心の整理もつき、脳ストレスが改善することで症状が治まってきたのだと考えられました。
特に、慢性疲労症候群の症状が出る原因は、ストレスと脳の疲労による、体内のウイルスの再活性化が引き金となります。
それなので、ストレスと脳疲労の改善が一番の治療となります。
それが、私にとっては「断捨離を行なって身の回りの物を整理すると同時に、頭の中も整理する」ということでした。
社会生活を送っていると、ストレスはあちこちに存在し、それを排除するのはなかなか難しいのが現状だと思います。
けれど、ストレスそのものの原因を取り除かなくても、自分の心と頭の中の整理がついて、現状との折り合いがつけばストレスを感じることは減ってきます。
私の病気の発症の原因は、脳にストレスが与えられ、脳の許容量を超える負荷がかかってしまったため、身体が何かしらの症状を出すことで、自分自身に警告を発していたのだと思います。
人それぞれの治療法があると思いますが、私の場合は疲労の原因を突き止めること、それを取り除くことで症状が改善してきました。
普段、疲れていても、「仕事が大変だし」「仕事は辞められない」「なんだか疲れが取れないな」「歳をとったら疲れが抜けにくいな」と思うくらいで、自分の疲労の原因と向き合うことはなかなかやらないかと思います。
でも、きちんと自分の疲れと向き合って、心を整理する、原因を取り除くように努力をすることで、少しでも症状が治まる場合もあります。
また、症状によっては、きちんと病院にかかって薬をもらって改善できることもあります。
皆さんも、慢性疲労かな、最近疲れが取れないなと思った時には、症状が悪化する前に、ぜひ一度立ち止まって自身の疲労に向き合ってみて下さい!
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