あなたは投資を始めていますか?
コロナ禍を経験してから、将来に備えるために貯蓄や投資に興味を持った人が増えているようですね。
色々な証券会社で、新規口座開設数が軒並み増えていることがニュースになっています。
また、お笑い芸人でYouTuberでもある中田敦彦さんが「お金の授業」をしてから、投資に興味を持った人も多いかと思います。
ですが、新規の口座開設が増えているということは、初心者投資家も増えています。
投資は、『資産を増やすことが出来る』というメリットもありますが、やり方次第では逆に資産を減らす原因にもなってしまうのです。
私も投資を始めた時は、色々と興味があるものに手を出しては失敗の繰り返しでした。
それなので、今回は初心者投資家がついついやりがちな失敗とその対策についてお話しします。
初心者投資家が資産形成に失敗しないため絶対にやらないこととは?
それでは、初心者投資家が資産形成を失敗しないために『絶対にやらないこと』をお伝えします。
- 初心者投資家が資産形成に失敗しないため絶対にやらないこと ①毎日の株価チェック
- 初心者投資家が資産形成に失敗しないため絶対にやらないこと ②タイミングを図って買う
- 初心者投資家が資産形成に失敗しないため絶対にやらないこと ③一括購入
- 初心者投資家が資産形成に失敗しないため絶対にやらないこと ④デイトレード
- 初心者投資家が資産形成に失敗しないため絶対にやらないこと ⑤個別株
- 初心者投資家が資産形成に失敗しないため絶対にやらないこと ⑥狼狽売り
初心者投資家が失敗するいうことは、『資産を減らす』ということです。上記は全てあなたの資産を減らしてしまう可能性がありますので、あなたが投資初心者であれば、絶対にやってはいけないこととして覚えておいて下さい。
初心者投資家が資産形成に失敗しないため絶対にやらないこと ①毎日の株価/評価額チェックすること
あなたの投資資産は、株価/評価額によって毎日上下します。
昨日+3,000円であっても、今日は−10,000円ということは当たり前のように起こります。
これまで、資産を銀行にしか預けていなかった人にとって、ある時突然毎日価格が変化する資産を持つと、その価格変動の上下に一喜一憂してしまいます。
ですが、あなたが株の価格や投資信託の評価額を毎日見たからといって、価格はあなたの思い通りにはなりません。
それどころか、初心者投資家は一度株価/評価額を見ても気になって仕方がなくて、1日に何度も見たり、株価が気になって本業の仕事が疎かになることもあります。
それなので、初心者投資家は、長期保有が目的のインデックス投資を保有して、株価/評価額や評価損益は月1〜2回チェックすることに留めておいた方が、落ち着いて日常生活を送ることができます。
初心者投資家が資産形成に失敗しないため絶対にやらないこと ②タイミングを図って買う
あなたは、株投資と聞くと株価が低い時に売って高い時に買うということをやろうと思っていませんか?
ですが、あなたが初心者投資家の場合、株をいつ買っていつ売るのがベストか分かりますか?
理論は分かっていても、初心者投資家は実際に株価がいつ上がる可能性があるか、いつ下がる可能性があるのかを読むことは難しいのです。
初心者投資家がよくやってしまう失敗は、以下のことが挙げられます。
- 株価が下がったら買おうと思ってチャンスを伺っていたら、どんどん上がってしまって買い時を逃してしまった
- 株価が底値だと思って買ったら、もっと下がってきた
- 株価が上がるだろうと予測して買ったら下がってしまい、一番高い時に買ってしまった(高値掴み)
それなので、初心者投資家にオススメなのがインデックス投資です。こちらはそもそも、ある指数に連動して徐々に評価額が上がっていくことを想定した投資信託ですので、長期保有することがメリットとされています。
それなので、タイミングを見て買う必要がありません。
もちろん投資信託の評価額は多少上下しますが、少し下がったからといって、タイミングを図って底値で買おうとしてタイミングを逃すよりは、余剰資金があったら、その都度買って将来的な値上がりを期待して資金を増加させることに適している商品なのです。
それなので、あなたが初心者投資家でしたら、株を買うタイミングを図る必要のないインデックス投資(投資信託)を買い足していきましょう。
初心者投資家が資産形成に失敗しないため絶対にやらないこと ③高額の一括購入
あなたが投資を始める時、ある程度投資資金を用意していると思いますが、それを最初から一括で株を買っては失敗する原因となります。
なぜなら、株価は常に価格が変動しています。投資信託でさえ、毎日変わります。
そして、世界情勢により急に価格が大幅に下落する可能性もあります。
ということは、あなたが資産を株もしくは投資信託で保有していれば、あなたの資産総額も毎日変化するのです。
あなたは、株価の急落である日突然自分の資産が3分の1や半分になってしまうことに耐えられますか?
資産が減ることに慣れていない初心者投資家のあなたがもし株価の上下に慣れていなければ、あなたの資金を一気に使って株や投資信託を買うのではなく、何回かに分けて買うことをオススメします。
あなたの資金を何回かに分けて株もしくは投資信託を買うメリットは、以下のことが考えられます。
- 株価が下がった時にも買う機会があるので、平均の買付額は一括で買うより低く、株価が上がった時の利益が大きい可能性がある
- 現金を保有(余剰資金)していれば、株価・投資信託の評価額が急落した時に買い付ける余裕がある
それなので、タイミングを見て株を買うことが得意でない初心者投資家が株を購入する時は、高額一括購入するのではなく、何回かに分けて購入する、また余剰資金を残しておくことをオススメします。
初心者投資家が資産形成に失敗しないため絶対にやらないこと ④デイトレード
株を始める言うと、人によっては1年で何倍にもなる株に投資するというふうに短期で設けられる可能性があると考えている人もいるかもしれません。
ですが、初心者投資家は『短期で元本の何倍も儲けよう』という考えはしない方が良いです。
せっかく投資を始めるなら、短期で儲けようと夢見る気持ちはわかります。ですが、経済に精通しているプロでさえ高額の負けを経験する可能性を秘めているのが株投資です。
それなので、初心者投資家が短期で資金を何倍にするのは至難の業です。
それなので、株価の上下を予測しながら頻繁に売り買いしたり、FX、暗号通貨を1日で何度も売り買いするデイドレードはオススメしません。
もしあなたが「勉強のため多少は負けてもいい」と考えているなら否定はしませんが、せっかくあなたが苦労して得た元本(資金)が一瞬で溶けてしまう行為を勧めることは出来ません。
さらに、あなたが投資を副業と考えていて本業の仕事を持っているようでしたら、デイトレードをすると価格の上下が気になって、仕事が手につかないという弊害も出てきてしまいます。
それなので、初心者投資家は最初はデイトレードを行わず、まず価格変動が1日に1回の投資信託を保有して資産の価格変動に慣れることをオススメします。
初心者投資家が資産形成に失敗しないため絶対にやらないこと ⑤個別株
デイトレードほどではありませんが、個別株の売買も初心者投資家にはオススメしません。
個別株は、その会社の業績や将来的な展望を勉強して、その会社の株を保有するメリットがあるのか知ってから保有することをオススメします。
たとえ有名な会社でも、倒産したり吸収合併して会社がなる可能性はあります。また、コロナ禍のような状況で、これまでの良好な業績が赤字に転じることも十分考えられます。
あなたは、コロナ前の時点で航空業界のANAやJALがこれほど赤字を計上することを予測出来たでしょうか?また、サブスク業界の業績がこれほど伸びると考えられたでしょうか?
個別株は、世界の状況によりあっという間に株価が変動する可能性があります。
それなので、もしあなたが経済や世界情勢に精通していないようでしたら、個別株から買い始めるのはオススメしません。
初心者投資家が資産形成に失敗しないため絶対にやらないこと ⑥狼狽売り
そして、最後に初心者投資家は『狼狽売り』を絶対にやらないことをオススメします。
今回2020年のコロナ禍で、株価や投資信託の評価額が急落しました。
投資家の中には、株価の急落と共に資産がみるみる減っていくことに耐えられず、長期保有と分かっていた投資信託を売ってしまった人もたくさん見かけました。
ですがそのような人は、コロナ禍の株価の回復は意外に早く、結局株や投資信託を売った途端に価格が増加に反転して、売った時よりも高額で株や投資信託を買い戻した話もたくさんありました。
前項でもお伝えしましたが、初心者投資家は株価が変動しても、いつが底値か判断するのは難しいのです。
それなので、初心者投資家には、長期保有目的の投資信託を購入し、多少の株価の変動があっても、目的学に達するまでは狼狽売りはせずに所有し続けることをオススメします。
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初心者投資家が資産形成に失敗しないための対策とは?
初心者投資家が投資を始める際には、上記の失敗をする可能性がありますので、失敗する可能性の少ない投資をお伝えします。
- 長期保有目的のインデックス投資(投資信託)から始める
- 長期保有目的のインデックス投資(投資信託)は、目標額に達するまで売らない
- 投資信託の購入には自動積立設定を利用する
初心者投資家が資産形成に失敗しないための対策 ①長期保有のインデックス投資から始める
インデックス投資とは、ある経済的指数に連動する投資信託を購入することで、個別株を買うのではなく、株式市場全体に投資することを言います。
そのため、1つの会社の業績に変動があっても大きく評価額を下げることはありません。
きちんとした投資信託を購入すれば、過去の実績から長期的目線で見たら年数%を目安に評価額が上昇し続けています。
常に評価額が上がっている投資信託なので、買うタイミングを見計らう必要もありませんし、頻回に売買する必要もありません。
ただ、長期に保有するだけであなたの資産が増えていく商品なのです。
それなので、日々価格が変動する資産に慣れていない初心者投資家は、まずは投資信託を保有することから始めましょう。
初心者投資家が資産形成に失敗しないための対策 ②長期保有のインデックス投資は、目標額に達するまで売らない
初心者投資家の最初の目標は、資産を増やすことです。
インデックス投資の場合は多少の評価額の変動はあれ、長期目線では評価額は上昇することが見込まれますので、ただ保有するだけでいいのです。
それなので初心者投資家のあなたのやることは、余計な売買はせず、また個別株を買う必要もなく、ただ余剰資金があったら買い足していくだけです。
もし、あなたに初期の目標額がありましたら、まずはあなたの収入から投資に回せるお金を投資信託を購入し、目標額に達するまで買い足し続けて見て下さい。
初心者投資家が資産形成に失敗しないための対策 ③投資信託の購入には自動積立設定を利用する
インデックス投資を始めた初心者投資家が次にすることは、投資信託の購入には自動積立設定を利用することです。
何故なら、自動積立設定を利用することで、
- 毎日証券会社のサイトにアクセスして株価をチェックすることを避けることができる
- タイミングを図って買おうとする行為を防ぐことができる
からです。
前項でも説明しましたが、初心者投資家が毎日投資信託の評価額を見て資産の増減に一喜一憂してしまったら、本業の仕事が疎かになります。
また、初心者投資家が評価額が下がったタイミングで買おうと狙っていても、いつが底値か分からず買うタイミングを逃してしまうことが多いからです。
投資信託の自動積立設定は、証券会社により毎日・毎週・毎月で設定することができます。
それなので、初心者がタイミングを見て買うよりは、感情の入らない自動積立設定を利用する方が結局は淡々と予定通りに買い増すことが出来るからです。
価格の上下に慣れていない初心者投資家には、まずは投資信託の自動積立設定を利用して資産を買い増していくことをオススメします。
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まとめ
あなたは将来のために資産形成を始めていますか?
コロナ禍を経て、投資に興味を持つ人が増え、証券口座を新規で開設する件数がこれまでで最大になりました。
ですが、初心者だからこそ失敗することはたくさんあります。
私もこれまでたくさんの失敗をして、たくさんのお金を失ってきました。
それでも自分はまだまだ初心者だと思っています。そして初心者だからこそ安全で安定した資産形成を目的として、淡々とインデックス投資を買い増しています。
もしあなたがこれから株式投資を始めるというのであれば、大きく資産を減らして欲しくないですし、失敗をして欲しくありません。
それなので、まずは投資の中でも比較的安定資産と言われるインデックス投資から投資の世界に足を踏み出すことを強くオススメします。
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