【悲報?!】個人事業主は経費で節税出来るが貰えないお金も増える真実とは?!

あなたは、サラリーマンに比べてフリーランス個人事業主の方がお金を稼げると思っていますか?

 

投資業界では有名な書籍「金持ち父さん、貧乏父さん」の中では、「金持ちになりたければ、事業主になれ」と言われています。

すなわち、フリーランスや、副業でお金を稼ぐ人、不動産収入で稼いでいる人ですね。

 

それは、フリーランスや個人事業主は、会社員では使えない「経費」を利用して、合法的に「節税」することが出来るという事実があるからです。

 

ですが、フリーランスになると、本当に収入を増やすのに優位だと思っていますか?

 

実はサラリーマンと違って、フリーランスや個人事業主ではもらえないお金自ら申告して支払っておかないと、将来サラリーマンと比べて「もらえるお金」が大きく減少することあります。

それなので、もしあなたが将来フリーランスとなってお金を稼ぎたいと思っているようでしたら、知ってほいて欲しい「サラリーマンとの優遇の差」についてお話ししたいと思います。

 

*こちらの内容は、個人でも会社を立ち上げたり、マイクロ法人を作っている方の現状とは違います。個人フリーランスのお話です。

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【悲報?!】個人事業主は経費で節税出来るが貰えないお金も増える真実とは?!

あなたがサラリーマンの時にもらっていたのに、個人事業主・フリーランスとなった時にもらえなくなってしまうお金は以下のものがあります。

  • ボーナス
  • 退職金
  • 家賃補助・交通費
  • 有給休暇

 

以下に、これらを一つ一つ解説していきます。

 

また、個人事業主の場合、収入によっては社会保険料が高くついたり、年金制度がサラリーマンと違ってきますので、それらの違いはこちらの記事を参考にしてください。

【悲報?!】個人事業主は経費で節税出来るが手にするお金も少ない真実とは?! ①ボーナスってあるの?

フリーランスのあなたは、これまでボーナスをもらったことはありますか?

 

サラリーマンの場合、所属している企業の業績などにより左右されるかと思いますが、通常年2回のボーナスが支給されると思います。

 

実は、フリーランス、個人事業主となると「ボーナスはありません」。

そうですね、毎月自分が稼いだお金で生活しているので、もしボーナスがもらいたければ、その分労働(もしくは事業)を増やす必要があります。

いわゆる、労働の「自給自足」ですね。

 

それに対して、「ボーナス」は残業や休日出勤をしなくて、事業の業績次第でもらえる「臨時収入」なのです。

 

もしあなたが会社員から個人事業主になった場合、定期的にもらっていた収入がもらえなくなると、違和感を感じることがあると思います。

無意識に「ボーナスが入ったらこれを買おう」と思っていた行動が、個人事業主になってからはできなくなります。

 

「個人事業主になったらボーナスがなくても当然」と思う人もいるかと思いますが、実際は会社員時代の長年染み付いた考える癖はなかなか抜けません。

それなので、年2回の臨時収入が入らない事が習慣化するまでは「会社員って恵まれていたんだな」「ボーナスってシステムって無茶苦茶いい制度だったんだな〜」と気がつくことでしょう。

 

私は、年2回ボーナスの話をしている会社員を見ると「いいなぁ〜」と思うことはよくあります。

 

【悲報?!】個人事業主は経費で節税出来るが貰えないお金も増える真実とは?! ②退職金ってどうなるの?

あなたは、退職金のことを考えていますか?

 

もしあなたが会社員なら、長年頑張って働いて老後前の退職時には、「退職金」をいう大きな収入があります。

ですが、個人事業主は「退職金」がありません

 

それなので場合によっては、将来、あなたの周囲の会社員の友人が、退職時に1,000〜2,000万円を手にしているのを、ただ羨ましくみているだけになるかもしれません。

 

あなたの事業が将来うまくいっていたら、「退職金なんて手にしなくても十分に収入があるから問題ない」と言えるでしょう。

ですが、将来のことは誰にも分かりません。

 

それなので、私は個人事業主の人には、ご褒美として「自分用退職金」を準備しておくことをオススメします。

 

普通に生活費とは別の銀行口座に積み立てておくのも良いですが、オススメは、「中小企業小規模共済」に積み立てておくことです。

 

この「中小企業小規模共済」をオススメする理由は、以下の点からです。

  • 控除が使える ➡️ 節税になる
  • 事業でお金が必要になったら、事業資金を低金利で借りる事ができる
  • 借りる際は一手間かかるので、簡単には引き出せない ➡️ お金が貯まりやすい

 

まず、「控除」が使えるため、確定申告の際には「必要経費」として計算されるので節税になります。(上限あり)

 

更に、2020年のコロナ禍の状況などで、あなたの事業でお金が必要になった時には、事業資金を低金利で借りる事ができます。

いくらまで借りられるかということは、掛金の納付期間に応じて貸付限度額が計算され、その範囲内で事業資金等を借り入れることができます。

 

また、もしあなたが「ついつい銀行からお金を引き出しちゃうんだよな」という貯金がたまらない体質の場合、こういった制度を使うこともメリットがあります。

このような制度の場合、引き出し(貸し付け)に一手間がかかるので、ちょっとしたお金を引き出したい場合、ここに貯めた分から引き出そうという気持ちにはなかなかならないと思います。

 

それなので、この制度を利用して銀行から自動引き落としにして積み立てしておくと、将来のあなたのための「退職金」として一定額を積み立てられるようになります。

 

【悲報?!】個人事業主は経費で節税出来るが貰えないお金も増える真実とは?! ③家賃補助や交通費は?

あなたの会社は、家賃補助社員寮はありますか?

場合によっては、家賃補助はないけれど、交通費が全額支給といった制度がある会社もありますよね。

 

それに対して、、個人事業主・フリーランスになると、事務所の家賃補助や交通費は基本ありません

しかし、仕事で使用した分に関しては「必要経費」として確定申告で申告できますので、節税の対象となります。

 

また、あなたが請け負った仕事によっては、「交通費を支給する」という仕事もあります。

それなので、一概に「交通費は絶対ない」とは言い切れませんが、基本的に支給はないと思っていたほうがいいでしょう。

 

私はフリーランスになってから、会社員の人が家賃数万円で社員寮や会社が借り上げたマンション・アパートに住んでいる話を聞くと、羨ましく感じています。

 

 

【悲報?!】個人事業主は経費で節税出来るが貰えないお金も増える真実とは?! ④有給休暇ってあるの?

個人事業主に有給休暇はありません

 

個人事業主は、自給自足が基本です!

それなので、働いた日は稼げますが、働かなかった日は稼げません。

例えそれが、急病のため働けなかったとしてもです。

 

また、コロナ期間のように個人事業主側が働きたくても客が来ない、自粛要請があると、その分の収入は減少します。

 

コロナによる自粛期間中、同じ会社内でも、正規職員は有給を消化して出社しなくても賃金が保証されていたのに、フリーランスの場合は勤務のあった日のみの収入なのです。

実際に私もそうでした。

 

それなので、例え事業がうまくいっていても、自身の病気や予期せぬ天災で収入が減ること、そして有給休暇という制度がないのは当たり前のことなのです。

 

個人事業主は、あなたの体が資本です。

常に健康には心がけて仕事をするようにしましょう。

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まとめ

あなたは、サラリーマン個人事業主、どちらが稼げると思いますか?

 

個人事業主の良いところは、頑張れば頑張るほど、自分の頑張りが収入として反映されるところです。

そして、あなたの事業に関する「必要経費」は確定申告時に申請でき、節税につながるという点です。

 

ですが、サラリーマンも良いところはたくさんあります。

コロナ禍のような状況で、自粛が要請されても、基本給は保証されていたり、有給休暇を使って給料の保証がされていることです。

また、社会保障も充実していて、家賃手当や交通費の支給、職種によっては通信費(携帯電話の支給)や社員寮を備えている会社もあります。

 

そして休みの日には、会社側が提供する福利厚生もしっかり利用できる事があります。

 

最近は、「お金持ちになりたければ、自分で事業をしよう」ということを時々耳にします。

確かに事業で稼げるようになれば、節税はとても重要になってきます。

しかしその反面、個人事業をするということは全て自分で自分に責任がかかってきます。

 

それなので、これから個人事業主・フリーランスとして働きたいと思っている人は、サラリーマンとの違いをしっかりと把握した上で考えていただければと思います。

 

drminimalist

Dr.ミニマリスト サイドFIRE予定のフリーランス医師であり、医療コンサルタント。 最近は国内や海外を旅をしながら仕事をしています。 自身の健康を害した時に、ミニマリストや断捨離を知り、身の回りを整理することで症状の改善を認めました。自分の経験から、心とカラダの健康の大切さを実感し、自分の人生を大切に生きるためにFIRE(経済的自立、セミリタイア)を目指して資産形成、投資を実践して自由に生きています。