あなたはサラリーマンと個人事業主、お金持ちになるにはどちらがいいと思いますか?
よく、お金持ちになるためには、
- サラリーマンではなく自分で事業をすべきた
- 雇われ側ではなく、経営側に回るべきだ
と言うことをよく聞きます。
あの有名な「金持ち父さん貧乏父さん」という書籍でも、
と言われています。
この「事業主」のうちでも、自分だけで事業をする人を個人事業主と言います。
ですが、私は自分が個人事業主になってみて、思わぬ出費が多いことに気がつきました。
特に確定申告のある年度末前後の出費を経験すると、毎月給料から天引きされた方がこんなに苦しく無いと思うこともあります。
それなので、もしあなたがこれから自分で事業をしようと思っているようでしたら、年度末はこんなに出費があるということを知っておいた方が良いと思います。
必読‼︎個人事業主が確定申告前後で支払わないといけない高額出費は?
実際に、2021年の3月から6月くらいまでの、生活費以外の出費をお伝えします。
まず、個人事業主の私が支払った額は、
なんでそんなに払うの?
という疑問があるかと思いますが、どんな出費があったかを下記に記しますので、それをみたら皆さんも納得すると思います。
- 個人事業主が確定申告前後で支払わないといけない高額出費は? ①所得税
- 個人事業主が確定申告前後で支払わないといけない高額出費は? ②税理士への報酬
- 個人事業主が確定申告前後で支払わないといけない高額出費は? ③固定資産税
- 個人事業主が確定申告前後で支払わないといけない高額出費は? ④不動産取得税
- 個人事業主が確定申告前後で支払わないといけない高額出費は? ⑤国民年金
- 個人事業主が確定申告前後で支払わないといけない高額出費は? ⑥国民年金基金
- 個人事業主が確定申告前後で支払わないといけない高額出費は? ⑦その他、支払いのあるもの
額の大小はあっても、それぞれの項目は個人事業主として仕事をしている人は支払う必要があるモノですので、個人事業主って儲かるの?って思っている人は参考にして下さい。
個人事業主が確定申告前後で支払わないといけない高額出費は? ①所得税
まずは、基本的に国民として支払わないといけない税金「所得税」が挙げられます。
毎年3月15日までに確定申告を行いますと、3月下旬には所得税がいくらであるか書類が送られてきます。
確定申告の内容によっては還付(お金が戻ってくる)のこともありますが、私の場合は
でした。
分納する場合は、
- 第1期 6月30日
- 第2期 8月31日
- 第3期 10月31日
- 第4期 翌年1月31日
となりますが、一括納入もできます。
また、クレジットカードで支払いも出来ます。(ポイントを貯めている人など)
私は、クレジットカードのポイントが欲しかったので、クレジットカードの一括納入を選択しました。
個人事業主が確定申告前後で支払わないといけない高額出費は? ②税理士への報酬
もしあなたが確定申告を税理士さんにお任せしていましたら、3月に税理士さんへの報酬を支払う必要があります。
報酬額は税理士さんによっても異なりますし、何をお願いしているかによっても異なります。
私は、本業の事業、不動産1つがありますので、事業としては2つお願いしています。
ただ、毎月の収支は自分でExcelにまとめていますので、年度末の仕上げのみお願いしています。
個人事業主が確定申告前後で支払わないといけない高額出費は? ③固定資産税
不動産を所有している場合は、4月になると固定資産税の支払いがあります。
事業として不動産経営をしている人で、その年の1月1日に不動産を所有していた人は固定資産税を払わないといけません。
納付は4回に分けて分納も出来ますし、一括納入という方法もあります。
私の支払い先である自治体は、クレジットカード納入も認めていました。
それなので、クレジットカードのポイントを貰うために、クレジットカードによる一括納入にしました。
個人事業主が確定申告前後で支払わないといけない高額出費は? ④不動産取得税
こちらも、不動産を所得した際に徴収される税金です。
ただし、こちらは毎年払うモノではなく、1回徴収されます。
私の持っている不動産の自治体から、6月に支払いがあると連絡をもらいました。
個人事業主が確定申告前後で支払わないといけない高額出費は? ⑤国民年金
国民年金を前納(一括前払い)を選択した人は、4月に支払いがあります。
前納とは、一般には毎月払う国民年金を1年分、もしくは2年分全額先払いすることで、一定の割引額を得られる支払い方法です。
サラリーマンの場合は厚生年金としてお給料から天引きされていますので、「毎月、年金を払っている」という意識は少ないかもしれません。
ですが、個人事業主の場合は自分で手続きをして、「国民年金」を払う必要があります。
そして、少しでもお得に支払うためには、「前納」という制度を利用すると良いと思います。
国民年金の令和6年の前納額は以下の通りです。
- 月額: 16,980円
- 1年前納:口座振替 19,490円, クレジットカード 200,140円
- 2年前納:口座振替 397,290円, クレジットカード 398,590円
国民年金の前納と言っても、口座振替とクレジットカード決済で値段が変わります。
クレジットカード納付は手数料がかかりますので、その分割引率も口座振替よりは低めです。
私は一番安い、2年前納で口座振替にしています。
国民年金は60歳まで支払わないといけませんので、これからの支払いを考えると一番割引率の高い支払い方法を選択しています。
個人事業主が確定申告前後で支払わないといけない高額出費は? ⑥国民年金基金
国民年金基金は、自営業・フリーランスなどの国民年金第1号被保険者が、国民年金(老齢基礎年金)に上乗せして加入できる公的な年金制度です。
なぜ、このような制度があるかというと、サラリーマンは厚生年金という形で、半分自分の給料から、半分会社から年金を支払っています。
それに対して、個人事業主は自腹の国民年金しか払っていませんので、将来のもらえる額が厚生年金より低いという格差があります。
それなので、自分で年金の積み上げ分を支払っておく制度です。
もし余裕があるなら、将来もらえる年金額を増額させ、将来年金をもらう時にサラリーマンと差がないようにしておくのも将来への投資の一つですね。
しかも、国民年金基金の支払額はある程度自己調整できますので、余裕がある時は高額を、余裕がない時は少額ずつでも将来のために積み立てておくことができるのです。
こちらも前納(1年分一括前払い)制度があり、少し割引が効くようになっています。
前納の支払い(銀行引き落とし)は、6月1日です。
個人事業主が確定申告前後で支払わないといけない高額出費は? ⑥その他の支払い
3月に確定申告を行うと、6月になれば住民税の支払いと、国民健康保険の支払いの通知がきます。
これらも、日本国民としては支払わないといけない税金と、国民健康保険になります。
住民税も、一括前納か、4期に分けての分割かを選べます。
一括前納の場合は、支払い期限は6月末です。
国民健康保険も6月に納付の書類が届き、6月から翌年3月まで10カ月かけて1年分を払います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
個人事業主の場合は、支払いをしないといけない税金などが3月から6月の3カ月くらいに特に集中します。
サラリーマンの場合は、必要な税金はほとんど給料から天引きされていますので、手取り収入は全て自分のために使えます。
それと比べて特にサラリーマンから個人事業主になった人は、手に入れた事業報酬をそのまま自分のために使ってしまうと、年度末に大変な目に遭います。
それなので、日々節約に心がけて、3月末になっても落ち着いて必要な支払いをスムーズにおこなように心がけて生活していきましょう!
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