あなたは足のむくみやだるさに悩まされていませんか?
仕事の後、家に帰ってきたら、もう足はパンパンです。
一日中ずっと足がムズムズしてだるいのよね。どうにかならないのかしら?
今日は、足のむくみや足のだるさ、足がムズムズするという人に対する対策法をお話しします!
日常生活で、立ちっぱなし、座りっぱなしだと、足の血流が悪くなり、足に血液が貯まってしまってむくみの原因となります。
足がむくんだりだるくなると、足に不快感を感じて、仕事の効率が落ちたり、集中力が落ちる原因になります。
また、足に血液が貯まっているということは、十分な血液量が心臓に戻っていかないので、心臓から送り出される血液量も少なくなります。
そうすると、脳に十分な血液が送られなくなり、頭がぼーっとしたり、集中力が落ちる原因となってしまいます。
けれど、たった『弾力性ストッキング』を日常生活で利用するだけで、足の症状が劇的に改善するのです!
さらに、足に貯まった血液を心臓に戻す役割をサポートすることができるようになります。
ということは、心臓が血液をたくさん送り出して、脳にも十分な血液が送られるのです。
それって、仕事中の集中力が落ちないってことですか?
そうです!さらに足の不快感も無くなることで集中力が増します!
その、『弾力性ストッキング』について、ぜひ教えて下さい!
それでは、今日は、『弾力性ストッキング』の機能や種類、選び方についてお伝えします。
あなたの足のむくみやだるさの改善のためにも使ってみてください。
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あなたの足のむくみとだるさに抜群の効果を示す、弾力性ストッキングの機能と種類・選び方とは?
足のむくみとだるさに抜群の効果を示す弾力性ストッキングの機能
弾力性ストッキングは、足の甲からふくらはぎにかけて、ぎゅっと圧力を加えるストッキングです。
この圧力により、足の静脈に血液が貯まってしまうのを予防します。
元々は、ふくらはぎの筋肉が動くことによって、足の静脈を圧迫して血液を心臓に戻す役割をしています
けれど、立ちっぱなしや座りっぱなしではふくらはぎはほとんど動かされません。
その代わりに、弾力性ストッキングの圧力の力で、体の外から静脈を圧迫するのです。
その圧迫力がむくみを予防し、血液が心臓に戻るのを補助します。
また、むくみにより太くなってしまった足の、脚やせにも効果があります。
足のむくみとだるさに抜群の効果を示す弾力性ストッキングの種類
弾力性ストッキングは、大きく分けて3種類あるんですよ!
膝下タイプの弾力性ストッキングとは?
このタイプが一番メジャーです。
つま先はあるタイプとないタイプがありますが、どちらを選んでもらっても問題ありません。
夏はつま先なし、冬はつま先ありを使用している人が多いです。
普通のハイソックスと変わりないように見えます。
見た目は目立たないので、日常生活で普通に使えます。けれど、足の症状は驚くほど変わりますよ!
足がだるい人、足がムズムズする人、足のむくみに悩まされている人は、ぜひ一度履いてみて下さい。
注意点は、ハイソックスを膝裏まで引き延ばして履かないことです。
圧迫力が強いものを膝裏までしっかり履いてしまうと、人によって皮がむけたり、膝裏に強く圧力がかかり過ぎてしまって不快に感じる人がいます。
靴下を伸ばし過ぎず、ふくらはぎの上の方で止めておく履き方が一番ベストです。
太ももタイプの弾力性ストッキングとは?
もし、足全体にむくみやだるさの症状が強く出ている人、足の静脈瘤(血管がボコボコしてみられる症状)が太ももにあるような人は、こちらを使用して下さい。
本当は、このように太ももまでしっかり履いた方が、足の血管を全体的にぐっと圧力を加えることができます。
そうすると、しっかりと足首から太ももの静脈まで圧力をかけてくれるます。
何より、症状の改善の面では、ひざ下までの弾力性ストッキングより効果は大きいです。
1日立ち仕事で、夕方になると膝上まで足がパンパンになる人、太ももまで足が張って違和感の強い人は、こちらのタイプを使用して下さい。
腰までタイプの弾力性ストッキングとは?
腰までの弾力性ストッキングは、足の甲から太もも全体をしっかりと圧をかけてくれます。
足のむくみやだるさが強い人、血液の逆流がエコー検査で証明されている人は、続けられるのであれば、このタイプがオススメです。
最初は、圧迫感が強くて、違和感があるかもしれませんが、履いていると足が軽い、だるさがなくなったという人が多いのも事実です。
それなので、症状が強い人はぜひ試してみてください。
足のむくみとだるさに抜群の効果を示す弾力性ストッキングの選び方
では、この3種類の弾力性ストッキングをどのように使い分けたら良いのでしょうか?
弾力性ストッキングを使用する上で一番大事なことが、
です。
単純なことなのですが、これがなかなか難しいのです。
弾力性ストッキングを使わなくなってしまう理由としては、
- 圧迫感が嫌(場合によっては痛い)
- 夏に使うと暑い、汗をかく
- ストッキングが硬くて、履きにくい
といったことが挙げられています。
実際に診療していても、数日で使うのをやめたという人も何人もいます。
それなので続けやすさを考えると、立ち仕事であったり、座っている時間が多い人にオススメするのが、
『膝下タイプの弾力性ストッキング』を使用することです。
妊婦さんにも、このタイプがオススメです。
ただし、もし下肢エコー検査で、下肢の静脈の血液が逆流しているのがみられる人の場合は、しっかり履いてもらわないといけません。
弾力性ストッキングの推奨は、寝ている時とお風呂に入っている時以外の全ての時間です。
履かないと血液の逆流が治まらないため、足のむくみやだるさの症状が治まらないからです。
覚えておいていただきたいのが、この弾力性ストッキングを履いたからといって、病気が治るわけではありません。
足の静脈の逆流を、圧迫することで予防する効果があるだけなので、『治す』のではないのです。
ただ、病気の進行を予防することはできます。
それなので、弾力性ストッキングを履かないと病気(血液の逆流)が進行することもあります。
太ももタイプ、腰までのタイプの弾力性ストッキングをオススメする人は、
- 足全体がだるい、症状が強い
- 足の静脈の逆流が多い人
- 太もも(足の付け根に近いところ膝裏の上)に静脈瘤が見られる人
になります。
特に、会陰静脈という、足の付け根近くの太ももに静脈瘤が見られる場合は、膝下タイプや太ももタイプの弾力性ストッキングを履いても効果がみられません。
腰までの長いタイプの弾力性ストッキングの着用をオススメします。
寝ているときは、弾力性ストッキングはつけなくていいの?
時々患者さんで見かけますが、寝ている時にも医療用の弾力性ストッキングを着用している人がいます。
ですが、寝ているときは、弾力性ストッキングは着用しなくていいです。
弾力性ストッキングは、足の静脈を締め付けることで、血液が重力の流れに逆らって足から心臓に戻るのをサポートしています。
しかし、横になっている時は、心臓から足に向かう重力は発生しないので、足の血液が心臓に戻りやすくなっています。
それなので、足を締め付けなくて良いのです。
また、サイズが合わないストッキングで締め付け過ぎて、神経を圧迫して神経障害(しびれや感覚が無くなるなど)を起こす原因になることもあります。
ですが、寝ている時にそれが起こっても痛みに気が付きにくいので、神経障害が残ってしまう人がいるのです。
気をつけてくださいね。
レギンスタイプやゲイタータイプをオススメしない理由は?
どちらも、足首までの長さです。
では、どうしてこれをオススメしないのでしょうか?
足の血液は足先から太ももに向けて血液が流れています。
この時に、足の甲を圧迫しないで足首から締め付けてしまうと、足の甲だけむくみがひどい人を見かけるからです。
弾力性ストッキングは履き方を間違えると、予定外に足をむくませてしまうことがあります。
それなので、足のむくみやだるさに悩まされている人、明らかに足の静脈の逆流が証明されている人は、足の甲までしっかりと圧迫してくれるストッキングを選んでください。
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まとめ
仕事中、足がだるい、足のむくみが強いという人は多いと思います。
足を動かしたらいい、運動したらいいということは分かっていても、仕事中にあまり動くこともためらわれる職種もあるでしょう。
また、忙しくてついつい足を動かすということを忘れてしまう人もいるかと思います。
そのような方には、日常生活の習慣として、弾力性ストッキングを取り入れてみてはいかがでしょうか。
足がむくむ・だるいといった症状が取れると、思ったよりも快適な日常生活が送れたり、集中力が増したりもします。
日常生活が、不快な症状なく、健康で、ストレスや疲労を感じない中で生活することを心がけていきましょう。
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