あなたは飛行機内で足のむくみが気になることはありませんか?
飛行機から出る時、なぜか靴が入らないくらい足がパンパンになってます。
飛行機内でよく足がだるくなります!
そうです。
エコノミークラス症候群という名の病気があるように、飛行機内では体のいろいろな変化が現れてくる可能性が潜んでいます。
それなので、前もって飛行機内で起こることを想定して、しっかり予防策を取ると、快適な旅行を続けることができます。
飛行機内で足がだるいと快適に過ごせなく困っています。
体調が悪いと機内にいる時間が長く感じます。
どうして飛行機内では足がむくむのでしょうか。
飛行機内の足のむくみに対して、どう対応するのがベストなのかをお伝えします。
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まずは、飛行機の中にいるとどうして足が浮腫むのかをお伝えします。
飛行機の中で体に影響が出る原因として、以下の現象が考えられます。
これらの事象がどうして足のむくみと関連するのか、以下の項で、1つ1つ説明します。
飛行機が上昇すると、気圧が下がります。
地上が1気圧なのですが、飛行機が上空にいる時は気圧が0.8くらいかそれ以下に低下します。
足に圧力が掛からないと、足の血管から周囲の組織に水分が出やすい状況になります。
それなので、気圧が下がると7割の女性はむくみを実感するそうです。
特に基礎代謝の低い人がむくみを感じます。
気圧の変化は自律神経の乱れも引き起こします。
したがって、浮腫を予防するためには、この外側から足にかかる圧を補助する事が必要になります。
飛行機内は、湿度が10〜20%と言われています。
そのため、体や肌が乾燥しやすくなっています。
日本の平均湿度を知っていますか?
日本は平均湿度60〜70%なんですよ。
そういった環境の中で生活している人が、湿度10〜20%に長時間いたら、肌がカピカピになってしまいます。
また、乾燥によって体の水分量が低下するので、血行不良になります。
すると足の血流が悪くなり、足のむくみの原因となってしまうのです。
それなので、飛行機内ではしっかりと水分を取るようにしましょう。
上記の項でお話ししましたが、機内は乾燥しているので、血液中の水分が少なくなり、血管内も脱水傾向になります。
さらに、アルコールを飲む人の場合、利尿作用(トイレに行きたくなる!)が働きます。
何度もトイレに行くと、さらに体の水分が外に出されてしまいます。
そうすると、体の血行が悪くなり、足がむくんだりだるくなったりする原因となります。
飛行機内にいると、あなたの日常生活より座っている時間が長くなります。
また、足がだるいなと思っても、周囲の人を気にかけて、席を立ちにくかったりしませんか?
立ったり座ったり、歩いたりしないと、足のふくらはぎを動かさなくなります。
ふくらはぎを動かさないと、足の静脈に貯まった血液が十分心臓に戻っていきません。
それが、足のむくみの原因となってしまいます。
飛行機内で起こる足のむくみやだるさの改善方法は、簡単にできるものは以下のものです。
飛行機内は乾燥していますので、水分はしっかり取りましょう。
おすすめは、体重50kgの人で1時間100ml以上はとってください。
(体重が倍のひとは、水分量も倍量とってくださいね)
長時間のフライトですと、水分を2リットル取るといいという人さえいます。
あなたが思っているよりも、飛行機内では水分が体からなくなってしまいます。
また、お肌には時々化粧水をかけてあげるのも効果があるんですよ。
ただし、アルコールは気圧が低いと酔いやすくなりますので、控えた方がいいかと思います。
足のむくみの予防のためには、足を動かすのが一番です。
飛行機内は、あなたの日常生活に比べて座っている時間が多くなっているのではないでしょうか。
そうすると、座っていてふくらはぎを動かさないと、足に流れた血液が、なかなか心臓に戻っていきません。
それが、足のむくみの原因となるのです。
それなので、機内にいるときは足を動かしてあげると、足に貯まった血液が静脈内を流れていき、むくみが軽減します。
もし通路側の席に座ったら、立ったり座ったり、歩いたりとできるだけした方がいいのですよ。
飛行機内にいると、窓側の席や真ん中の席だと、なかなか歩いたりトイレに行ったりできませんよね。
隣の人が寝ていると、「ちょっとすみません」って言いにくいですよね。
それなので、足のむくみ対策として、足をマッサージしてください。
軽くマッサージするだけで、足のリンパの流れが改善されます。
足のリンパには、むくみの原因となる水分が貯まっていたり、老廃物が貯まったりします。
ですが、下から上に向かって軽くマッサージをするだけで、リンパの流れが改善し、水分や老廃物が流れていき、足のむくみの改善になります。
また、少しだけ力を入れてマッサージすると、足の静脈に溜まった血液が流れ出します。
本来はふくらはぎを動かすことで静脈の血液は心臓に戻っていきますが、座っているときはそれができないので、マッサージで代用する形になります。
静脈は、足先から心臓に向かって流れますので、マッサージするときも下から上に向かってマッサージしてください。
足のむくみ対策には、足を動かすことですが、機内にいると周りの人の迷惑になってしまうことってありますよね。
マッサージしたくても、あまりスペースもない時もあります。
それなので、機内で出来る足のむくみ予防として、足先を上にあげることでむくみを少し改善することができます。
日常生活では、オットマン・足乗せとか言われるものですね。
ですが、オットマンを機内に持ち込むのは難しいでしょう。
それなので、機内用の足を上げるグッズがありますので、いくつかお勧めします。
私はこれをよくやります。
機内で足を上げるためのグッズを忘れてしまった時、またグッズを出すのが面倒な時には、ささっと体育座りをします。
また、椅子の上で体育座りは、機内でふくらはぎを軽くマッサージするにも良い体勢です。
これは、あなたの前のテーブルのところに紐を引っ掛けて足乗せ台を作るものです。
がっつり足が上がるタイプではありませんが、前の席の人の邪魔にもならないですし、足のだるさの軽減にもつながります。
もちろん、足のむくみの軽減につながります。
まとめると小さくもなるので、飛行機に乗る回数が多い方は持ち物の一つとして加えてみてはいかがでしょうか。
空気を入れて四角くなったエアーオットマンをあなたの足元に置くタイプです。
これは空気を入れるのが少し大変ですが、ここまで大きくなるのはとても重宝します。
時々、少しだけ高さを出すフットレスもありますが、私はしっかり高さの出るオットマンをお勧めします。
ただし、あなたが通路側に座っている場合、窓側の席の人が外に出たい時、いつもこれをどかさないといけなくなります。
その手間を考えても、もしあなたが足がむくみやすければ、使用することをお勧めします。
2〜3時間のフライトの場合は、一つ上のフットレスハンガーをお勧めしますが、長いフライトの時は、絶対こちらをお勧めします。
足のむくみを改善する簡単な方法としては、弾力性ストッキングの利用です。
弾力性ストッキングは、ふくらはぎを外側からぎゅーっと押すことで、足のむくみを改善させてたり、静脈の流れをサポートします。
これをつけているだけで、足のだるさがすっと改善します。
飛行機内でなくても、日常生活で立ちっぱなし、座りっぱなしの生活習慣がある人の足のむくみと足のだるさ改善に使われます。
何度かお伝えしていますが、
何故なら、足首から末梢側の「足の甲」のみが、がっつりむくんでしまう原因になってしまうからです。
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飛行機内の足のむくみやだるさから引き起こされる、一番怖い疾患が、
エコノミークラス症候群
です。
これは、
飛行機内で足を動かす機会が少なくなる
⬇️
足に血液がたまる、足の血行が悪くなる
⬇️
足に貯まった血の中で、血の塊ができる
この血の塊ができる病気が、深部静脈血栓症という病気になります。
この血の塊が、あなたがトイレに立った時などに急に血管内を流れていき、肺の血管に飛ぶと、肺血栓塞栓症という病気になります。
この肺血栓塞栓症イコールエコノミークラス症候群という病気なんですよ。
場合によっては、死に直結する病気ですので、飛行機内では、
ということを常に心がけてください。
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飛行機に乗って海外旅行に行くことはとても楽しいですし、日常生活の忙しさから解放されて、ストレス解消、疲労回復につながります。
けれど、疲労回復目的で旅行に行っているのに、出だしから足がむくんでしまったり足がだるくなると、それが疲労の原因になることもありますよね。
旅行の出だしを気分良く過ごせるように、中距離〜長距離のフライト予定の人は、足のむくみや足のだるさ防止を常に頭に入れておきましょう。
そして、簡単にできる予防策を事前にしっかり準備して、最初から最後まで体調不良なく、楽しい旅行にしたいですね。