あなたは早期リタイアしたいと思いますか?
早期リタイアというと、どういったイメージがあるでしょうか。
私のイメージは、
- 好きな事ができる
- 自由に時間が使える(起きる時間、寝る時間)
- 人間関係のストレスがない
- 仕事に縛られない、時間的自由
といった感じでしょうかね。
何だか楽しそうですよね。
日々忙しくしていると、ついつい「私も早くリタイアして、自由に生きたいなぁ」と言ってしまいそうです。
ですが、リタイア後はそういう楽しい生活が待っていると決めつけるのは、ちょっと待ってください。
人によっては希望して早期リタイアしたはずが、思ったのと違かったと後悔したり、失敗したと思う人もいるからです。
そういう私も、一時期仕事を辞めていた時期がありましたので、早期リタイアの感覚が少しわかります。
その時に、自由な時間を手に入れたはずの私にとって、苦痛に感じる時間もありました。
それなので、早期リタイアしたい人が後悔・失敗しないように、リタイア前に是非考えておいた方が良い事をお伝えします。
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早期リタイア後に後悔・失敗した点は?
実際に一度早期リタイアをしてみて、私が失敗したと感じたは以下の事が挙げられます。
-
早期リタイア後に後悔・失敗した点① 物事をやる事がない、暇を持て余す
- 早期リタイア後に後悔・失敗した点② 1日言葉をしゃべっていない事に気がつく、社会的な繋がりがない
- 早期リタイア後に後悔・失敗した点③ 平日に仕事をしている友人と会いにくい
- 早期リタイア後に後悔・失敗した点④ 体力・健康の低下
- 早期リタイア後に後悔・失敗した点⑤ 減っていく資産を見ると心配になる
- 早期リタイア後に後悔・失敗しないために:ちょっとした収入があると嬉しい、人と接することが楽しい
どうしてこう感じたのか、1つ1つ説明していきますね。
早期リタイア後に後悔・失敗した点① 何もする事がないと、暇を持て余すようになります
まず、早期リタイア後は24時間自由時間となります。
仕事を辞めた直後の最初の数週間は、毎日自由な時間に起きてのんびりテレビを見ていられる事自体がとても嬉しく感じます。
ですが、何日も何日もそのような状況が続きますと、何だか時間を持て余すように感じ始めます。
そうすると、1日1日時間が過ぎるのがゆっくりな感じがして、「何か時間を潰す事はないかな」と思うようなります。
そしてある日、何かする事があると、まる1日自由だった時間と違って、1日が早く経過する事に気がつきます。
人は仕事に追われているとストレスを感じますが、何もする事がなくてもストレスを感じる人もいるのです。
集中してやる事があると、あっという間に時間が過ぎている事ってありませんか?
リタイア後も、自由な時間の合間に、急に何かやる事ができるとイキイキした気分になりますし、仕事をしていた人としては懐かしい感じがして急にやる気が出ることもあります。
その時になって、「何かやる事がある」という状態である事が、充実感と繋がる事が分かってきます。
早期リタイア後に後悔・失敗した点② 丸1日言葉をしゃべっていない事に気がつきます
仕事をしていなく、家でゆっくりしていると、夕方になって1日誰とも口を聞いていなかった事に気がつくことがあります。
夕方声を出してみて、その日、初めて聞いたカサカサな自分の声にビックリします!
仕事をしている時は当たり前に声を出していたあなたは、早期リタイア後は場合によっては1日中一言も話さない日が出てくるかもしれません。
この事実に気がつくと、結構あなた自身でもびっくりすると思いますよ!
その原因は、早期リタイアをした後に、ただ家にいるだけでは社会的繋がりがなくなってしまうため、誰とも話す機械がなくなるからです。
そうなってみてはじめて、会社に行くって、仕事をするだけでなく、人とのつながりを感じられる場所なのだという事に気がつきました。
早期リタイア後に後悔・失敗した点③ 平日仕事をしている友人とは時間を合わせにくい
人によっては、仕事をしている時は、よく仕事後に友達と会ったりご飯を食べに行ったりとかあったかもしれません。
しかし早期リタイア後は、社会生活を送っている友人とは、なかなか会えない事に気がつきます。
リタイアをしたあなたは昼も夜も時間が取れますが、社会人の友人は平日は夜しか時間が取れなかったり、忙しい時は残業があるため時間を取れないこともあります。
そうすると、自由な時間のある自分はいつでも友人に会う時間が取れますが、実際に仕事をしている友人に合わせるといつも夜だけ予定が入るという生活になってきます。
そして、友達と会うために夕方までひたすら時間を潰さないといけなかったり、自分はもっと早い時間に会いたくても仕事をしている側に合わせないといけなかったりします。
場合によっては、仕事をしている友人とだんだん疎遠になってしまう原因にもなりかねません。
人によっては、そういう風にサラリーマンの人に時間を合わせることをしている自分に、違和感を感じてくることもあるでしょう。
早期リタイア後に後悔・失敗した点④ 体力・健康面の低下を感じます
1日中家の中でごろごろする日が3日も続くと、急激に体力が低下します。
医療的には、「筋肉の廃用性萎縮」と言います。
「たった3日で?!」と驚かれる方もいると思いますが、3日ベッドの上でゴロゴロしているとあっという間に筋肉が衰えてしまったり、急に動くとめまいや頭重を感じたりすることもあるんですよ。
体力が低下したりめまいがすると、動くのが億劫になり、ますます外に行くこと・体を動かすことさえ面倒になります。
また、ベッドでゴロゴロしている時間が増えてくると、夜になっても眠気を感じないようになってきます。
そうすると不眠や睡眠不足を感じたり、例え眠れたとしても深い睡眠が取れなくなり、朝になってもすっきりとした目覚めが訪れなくなります。
また、夜、いつまで経っても眠れないと、徐々にあなたは昼夜逆転の生活を過ごすようになるでしょう。
早期リタイア後に後悔・失敗した点⑤ 減っていく資産を見ると心配になります
早期リタイアをするということは、そこから仕事をしなくなりますので、目に見えて預貯金が減っていきます。
そうすると、仕事をしないこの生活をいつまで保つことが出来るのだろうと心配になってきます。
そうなると、毎日が楽しくないですし、常にお金の心配が付きまとうようになります。
「これを買っても大丈夫だろうか」と、お金を使う事に罪悪感を感じることも出てくるでしょう。
果たして、そういう生活って楽しいのでしょうか?
早期リタイア後に後悔・失敗しないために; ちょっとした収入があると嬉しい、人と接することが楽しい
そしてあなたは、お金の心配を減らすため、「たまには何か働こうかな?」という気持ちになってきます。
1日だけでも働いてみると、久々にちょっとした緊張感のある時間を感じながらも、1日があっという間に過ぎていく事に気がつきます。
また夜になるとその緊張感が疲労感へを代わり、その日はこれまでと違ってぐっすりと眠れるようになります。
そして翌朝は、思いがけずすっきりと起きれる事に気がつくでしょう。
リタイアしたはずが、仕事をする事の楽しさや意味を見つけてしまいましたね!
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過去の失敗から考える、早期リタイアを失敗させないためのポイントとは?
前項のお話は、何を隠そう私の実体験です。
私が経験した失敗から、「楽しいリタイア人生を送るために、リタイア前に決めておくおすすめポイント」としては、以下の項目が挙げられます。
- リタイア後にやりたい事を考えておく
- 収入源を考えておく(不労所得も含めて)
- 周囲の人とのつながりを大切にする
- 健康に留意する
早期リタイアを失敗させないポイント① リタイア後のやりたいことを考えておく
リタイア後は、24時間全てあなたの自由な時間になります。
最初は楽しく感じますが、それが永遠に続くとなると、人によっては「暇を苦痛に感じる」人も出てくると思います。
それなので、リタイア前からリタイア後に何をやりたいか考えておくと、リタイア後に充実した生活が遅れるようになります。
普通に、
- 本を読みたい・ゲームをしたい
- 料理を習いたい・英語を習いたい
- 家庭菜園を始めたい
みたいなものでも素敵だと思います。
人によっては、
- 世界中を旅したい
- 海外に移住したい
- 新しい趣味を始めたい
という人もいるかもしれませんね。
人は何かに熱中するものがあれば、毎日楽しく過ごせます。
それなので、私はリタイア前の段階であれこれ「リタイア後はこれをしたい、あれをしたい」と色々想像を膨らませておくことをオススメします。
早期リタイアを失敗させないポイント② 収入源を考えておく
早期リタイアを成功させるためには、やはりなんといっても資金が重要です。
そのためには、リタイア前から収入源を考えておくことが重要です。
もちろん、収入など関係なく、リタイア前に貯めた資金を少しずつ切り崩したらいいのでは…という考えもあります。
ですが、現実的な面から言って、毎月減っていく資金をただただ見ている事は精神的には良くありません。
どうしても、「この資金が老後まで持たなかったらどうしよう…」と心配になってしまいます。
それなので、少しでも収入があるとリタイア後の人生を心穏やかに過ごすことができます。
それは必ずしもあなたが会社員の時のように働かなくてもいい収入源だと更に良いかと思います。
例えば、リタイア前から、不動産収入が入ってくるように手配するとかブログ収入を安定させるとかあるとあなたのリタイアはお金の不安がない素敵な生活になると思いますよ!
早期リタイアを失敗させないポイント③ 周囲の人とのつながりを大切にする
早期リタイア後の生活はこれまでの生活スタイルとガラッと変わってしまうので、周囲の人とのつながりを大切にすることをオススメします
リタイア後に自由な時間がたくさんあるあなたは、場合によってはこれまでの友達や周囲の人とのつながりに変化を感じることも出てくるかと思います。
リタイアをしたあなたを羨ましがって、急によそよそしい態度を取る人も出てくるかもしれません。
自由な時間が合わなくなって、疎遠になる人も出てくるかもしれません。
そんな時、リタイアした側は急に社会とのつながりが途切れたように感じるかもしれません。
また、リタイアした後は、あなたから積極的にコミュニティに参加しないと新しい繋がりも得られないかもしれません。
それなので、リタイア前の周囲の人とのつながりを大切にしつつ、新しいあなたの生活スタイルに合った友達を見つけていくことも大切なのです。
そうでないと、仕事をしていないあなたは社会的な繋がりが途切れてしまって、リタイア後の生活は会話をしたり一緒に遊んだりする友人のいない寂しい生活になってしまうかもしれません。
早期リタイアを失敗させないポイント③ 健康に留意する
リタイア後の生活を成功させる大事なポイントして、「健康に留意する」ことが挙げられます。
楽しいはずのリタイア後の生活も、健康を害してしまうと、場合によっては入院や手術、長期の治療が必要になることもあります。
また、病気になって治療費がかさんでくると、せっかくあなたがリタイア前に貯めた資金があっという間になくなってしまいます。
せっかくリタイア後の生活の貯めたあなたの資金は、楽しい生活のために使いたいですよね。
それなので、リタイア後の生活でも社会人の時と同じように定期的に健康診断に行き、規則正しい生活をして暴飲暴食をしないことをオススメします。
また、リタイア後に急に外に行くことが少なくなると足腰も弱ってくる原因となります。
リタイア後の生活が、旅行に行けない生活だったり、寝たきりの生活だったりするとがっかりですよね。
リタイア後の素敵な生活のためには、是非、健康意識も高めるように留意しましょう!
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過去の失敗から考える、早期リタイアを失敗させる人と成功させる人の特徴は?
以上の私の失敗経験から、早期リタイアを失敗させる人と成功させる人の特徴を挙げてみます。
あなたの早期リタイアを成功させるためにも、もし「失敗させる人の特徴」と当てはまることがありましたら、今から失敗しない準備をしておくと、あなたのリタイア生活は素敵なものになりますよ!
早期リタイアを失敗させる人の特徴は?
早期リタイアを失敗させる可能性のある人の特徴は以下の通りです。
- 生活費・遊興費のお金が多い人 →資金が枯渇する可能性がある
- 性格上、ゆったり過ごせない
- 人の中にいるのが好き、話好き
- 家族が増えて予定変更を余儀なくされる場合、人生設計の変化
この「失敗させる特徴のある人」が必ずしも「早期リタイアを失敗する人」ではありません。
前もって対処法を考えておくことで、もちろん、早期リタイア後の生活を素敵な生活にすることが出来ます!
早期リタイアを成功させる人の特徴は?
早期リタイアを成功させる人の特徴は、以下の通りです。
- やりたい事がはっきりしている、たくさんある
- 少しくらい働いても良いと思っている人、不労所得の収入源がある人
- お金に執着しない。生活費が少なくてもやっていける人
- 同じ生活スタイルの家族・友人が周りにいる人
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まとめ
過去の私は、予定していた退職ではなく、「もう耐えられない」と思って突発的に退職してしまいました。
それなので、特にその後の予定は考えていなく、「今まで忙しかったから、ちょっとゆっくりしよう」くらいの気持ちでした。
ですが、退職してすぐ気がついたのは、「暇がありすぎることも苦痛だ」ということと、「人との接触がないと孤独を感じる」ということでした。
そして実際に私は、その後再び仕事を始めてしまいました。
仕事をして気がついた事は、社会生活を送るという事は、周りの人とのつながりを感じられます。
周囲の人と話をすることが楽しく感じられ、メリハリのある1日を過ごすことができます。
これは、「早期リタイアはやめましょう!」という話ではありません。
実際に失敗経験のある私から送る、もしあなたが早期リタイアを希望するなら、「リタイア前の段階でリタイア後の生活をある程度決めておくと、楽しいリタイア後の人生を送れる」というアドバイスです。
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