あなたは、断捨離を心掛けてから、どのくらい経ちましたか?
家の中を片付けて、ものを捨て始めると、以下の過程をたどる人が多いのではないでしょうか。
そのうち、無意識に家の中のものを目にした時、「これは必要か」「必要じゃないか」と考えているのではないでしょうか。
そして、買い物をするときも、「これは必要か」「家に必要ないか」と考えていくでしょう。
これは、家の中に不要なものを持ち込まない買い物方なので、とてもいいと思います。
その反面、「常に断捨離目線で物事を見ていく」というデメリットも出てくるのではないでしょうか。
それをあまり前面に出してしまうと、あなたの周りにも影響を及ぼしてしまい、場合によっては、
ということが起こる可能性もあります。
それなので、今回は実際に私がやってしまった失敗から、「断捨離し過ぎると出てくるデメリット」についてお伝えします。
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断捨離が習慣化してくると、「執着のあるものを自分から切り離す作業」にあなたは慣れてきます。
「断捨離」をすることによって「スッキリ爽快感」を感じると、その快感を続けたくなるのも当然ですね。
ですが、何事もやり過ぎには注意です。
あまり断捨離ばかりに集中してしまうと、以下のような4つのデメリットが生じる可能性がありますので、ご注意ください。
ではなぜ、この4つのデメリットが「快適な部屋や友人関係を阻害する」のかについて説明していきます。
断捨離が進んでいくデメリットとして、断捨離するものが少なくなると「無理にでも断捨離できるものを探す」というデメリットが出てきます。
それは、「断捨離」=「爽快感」と脳が記憶しているため、その「爽快感」を感じたくて、断捨離するものを探してしまうのです。
いわゆる「中毒症状」みたいなものですね。
特に、大きなもの(断捨離したと実感できるもの)だと、それがなくなり、部屋の中の空間が広くなる
で捨てられるものを探してしまう
ですが、それはもう「断捨離」ではなく、ただの「廃棄」です。
断捨離とは、「不要なものに対する『執着』を自分から切り離して捨てることと向き合うこと」です。
「捨てる」という行為に対する快楽を追求するものではありません。
それなので、必要だけれど「捨てた後の爽快感を味わいたい」からという理由だけで、捨てるものを探さないように注意してください。
断捨離をやり過ぎると、「無機質な部屋」になってしまいます。
何もない、生活感もない部屋になります。
人間の部屋はある程度「生活感」があることで、温かみや温もり、安心感が感じられます。
それなので、友人が来ても落ち着いてゆっくりくつろげるものなのです。
ですが、あなたの部屋が「無機質な空間」になると、くつろげる「隙」がない部屋になってしまいます。
「くつろげない、安心できない、温もりがない」部屋になってしまいますと、あなたの友人はあなたの部屋に「居心地の悪さ」を感じます。
おそらく、長居しなくなったり、部屋に訪れる頻度が減ってくるでしょう。
汚い部屋もヒトを不快を感じさせますが、あまりに無機質な部屋も、ヒトに落ち着きを与えません。
それなので、もしあなたが部屋に友人を呼ぶようであれば、ほんの少し「隙のある部屋」にしてあげてください。
その「隙」が、部屋に訪れるヒトにくつろぎや温もりを与えてくれるのです。
断捨離が習慣化してくると、買い物の時にあなたの「買いたい欲」よりも、それが「必要なもの」か「まだ家にあるものか」を無意識に判断するようになります。
あなたの「物欲」よりも、「不要なものなら買わない」という気持ちの方が強くなることは、家にものを増やさないことにつながりますので、良いことです。
ですが、これもあまり行き過ぎてしまうと、必要なものを買いに行く行為も嫌になってくることがあります。
私はこれが強く出ました。
そのため、冷蔵庫の中に食べ物がなくても、「買いたくない欲」の方が強くて、買い物に行く気持ちにもなれませんでした。
調味料など、家にある物を減らして対応できないかと考えている自分がいました。
ですが、「必要なもの」を買う行為さえ嫌気が差すのは、行き過ぎの行為です。
調味町だけで、ヒトは生きていけません。
それなので、ある程度「買い物は楽しい」という気持ちは持っておくように心がけて下さい。
これは、ヒトを不快にさせ、あなたの家族・友人関係を破綻させる行為に繋がりますので、本当にやめた方がいいです。
あなたの家族や友人が、どのくらいのものを所有することで安心感を得られるかは、あなたの感覚と異なって当然です。
ヒトによっては、ちょっと散らかっているくらいの方が心地良い人もいます。
人の領域には口出さない!
周囲の人との関係を破綻させないためにも、これだけは守って下さい。
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断捨離が習慣化してくると、「執着のあるもの」を自分から切り離して、スッキリすることに快感を覚えます。
それはある意味、買い物依存症や喫煙の人と似ているかもしれませんね。
買い物依存症のある人は、「買い物をする」という行為に対して、ドーパミンが出ます。
タバコを吸う人は、「ニコチン」がドーパミンを脳内に増やす働きをします。
そうすると、ドーパミンは「達成感や満足感、充足感」を感じるホルモンなので、それをまた感じたくて繰り返したくなります。
いわゆる、ドーパミン中毒ですね。
それと同じように、「断捨離」も人によっては、ドーパミンが出て快楽を感じる行為となります。
そうなってしまうと、「ものを捨てる」=「ドーパミンが出て快楽を感じる行為」となりますので、「不要なものを切り離して心を整える」行為ではなくなります。
そうなってしまいましたら、一度「ものを捨てる」ということをあなたから切り離してください。
言葉で言うと、「断捨離」の断捨離ですね。
一度あなたから「断捨離」が離れて、外からあなたの行為を見直してみてください。
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上記のこと、これは全て私がミニマリストを目指して、断捨離を進めていく上でやってしまった失敗談です。
ミニマリストを目指しても、断捨離をしても、重要なことはいくつかあります。
それなので、あなたにとって快適となる最小限の数とする事を心がけて下さい。
人によっては、洋服最小限数が200着の人もいます。
厳選して、その数を保っていたら、それは、その人にとって最小限としている行為であり、ミニマリストでもあるのです。
大事なのは、不必要なものに対する「執着」を捨てる事で心を整えること、です。
不必要でないものまで捨てる必要はないですし、ましてや人のものを捨てる必要や口出す必要もありません。
あなたにとって、そして周囲の人にとって、「温かみや温もり、安心感」を感じられる空間を目指して、断捨離をしてみて下さい。
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