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食料廃棄をやめるだけであなたも貢献できる地球環境ボランティア活動6選

あなたはボランティア活動に興味がありますか?

ボランティア活動と聞くと身近なものから国際的なものまでたくさんあると思います。

オリンピックもボランティアの参加募集を呼びかけていますし、週末にゴミ拾いをする団体もありますよね。

では、参加してみたことはありますか?

興味があるけれど、会社を休んでまで参加するのは大変そう。

なかなか日程が合わないのよね。

 

そういった答えが返ってきそうです。私も同じ答えです。

現地に行って活動するのがボランティアのイメージですが、私たちの日常生活を送るだけで活動できるボランティアがあるのを知っていますか?

それが、

地球環境改善に関するボランティア活動

です。

今、食べ物を捨てる行為(食料廃棄)が地球規模の大きな問題になっているって知っていますか?

あなたも『食べ物を捨てる』のをやめるだけで地球環境改善に大きく関わることができるのです。

 

いやいや、食べ物なんてそんなに捨ててないわよ!

という声も聞こえてきそうですが、日本で食料廃棄の半分は家庭から出ているって知っていますか?

もし、以下のことに心当たりがあったら、あなたも意識せず食料廃棄をして地球環境を悪化させてしまっているのです。

 

  • あなたは食べ物が冷蔵庫の中で賞味期限になって捨てたことはありませんか?
  • あなたは食べ切れずに買ってきたものを捨てたことはありませんか?
  • あなたは外食で食べ切れなかったものを残したりしていませんか?

 

このような質問に関しては、『そういえば…』と思い当たる人もいるかもしれませんね。

そんなことをしてしまった自分にがっかりすることはありませんか?

 

日本も経済的に豊かになり、食材・食事に関する考えも以前とだいぶ変わってきました。

現在はかなりの食料廃棄が行われているのです。

 

今日は、食料廃棄が地球に与えるデメリットと、食料廃棄をやめるだけであなたにも出来る地球環境改善のボランティア活動についてお伝えします。

あなたが出来ることから是非活動してみませんか?

 

 

 

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食料廃棄をやめるだけで出来る地球環境ボランティア活動

世界の食料廃棄量はどのくらいでしょうか?

世界での食料廃棄量は、年間約1,300,000,000トンであると発表されました。

これは実際にゴミの量として計測できている数字ですので、実質的には世界で20億トン以上の食料廃棄がおこなわれていると考えても間違いないかと思います。

何故なら、田舎では未だにゴミを自分の庭で燃やす習慣があったり、最近はマンションなどではディスポーザーが付いている台所も多くなっています。

それなので、そういった数字はなかなか計算には乗りにくいのが現状です。

 

この1300000000トンという量は、全世界の食料品供給量の1/3に当たります。これってすごいことですよね。

 

日本の食料廃棄量は、630~640万トン程と発表されています。

同様に計算上のぼってこない数値を考慮に入れると、日本の実質的な食料廃棄量は計算が難しく、もしかしたら日本では1000万トン以上の食料廃棄が行われているかもしれません。

この量は、日本人一人当たり、毎日お茶碗1杯のご飯を捨てているのと同じ量と言われています。

 

ボランティア活動に興味のあるあなたが、この数字を見て『食べ物を捨てる』ことをやめるだけで参加できる地球環境に関するボランティア活動が以下の6つになります。

 

 

それぞれの活動と食料廃棄がどう関わっているのか、そしてあなたが積極的に参加するにはどうしたらいいかをお伝えします。

未来の地球環境を守る活動を今日から一緒に始めていきましょう。

 

地球環境ボランティア① 世界の飢餓問題防止活動

食料廃棄の問題と切っても切れない関係があるのが、世界の飢餓問題です。

国連WFP(World food programme)の発表によりますと、現在飢餓人口は820000000人以上と言われています。

年々減少傾向にはあるとされていますが、それでも人口の9人に一人は飢えている計算になります。

ですが、発展途上国では統計で把握されていない子供達も多いので、世界の飢餓人口は実際は10億人を超えているかもしれません。

 

それに対し、世界の穀物生産量は26億トン以上とも言われていますが、これが本来地球上の全人口に平等に分配されたら、一人年間340kgが与えられます。

一方、日本の厚生労働省が発表している、日本人の年間平均穀物消費量は上記の一人年間340kgの半分以下(159kg)なのですよ。(国民健康・栄養調査より)

それなので、本来なら全人口に行き渡るだけの十分な量の穀物が地球上で生産されているはずなのです。

 

それでも、地球上に飢餓が問題があるということは、お金のある国が買って、その一部を無駄に廃棄してしまっているということです。

食品は生ものや時間を置くと悪くなってしまうものも多いので、買った後に途上国の人々に分け与えるのは実際は難しいことです。

 

あなたが日本で買っていて、時には捨ててしまっている食料が、飢餓に面している国に行き渡れば、十分その問題を解決できる量はあるのです。

 

それなので、日本国内で買い過ぎないことが、他の国に食料が行き渡るための手段となります。

 

さらにあなたにできる飢餓問題防止活動

さらなる工夫で世界の飢餓問題にもっと貢献することができます。

買い過ぎで食べきれなかった食べ物、賞味期限切れにしてしまった食べ物を捨ててしまうことがありましたら計画的に少量ずつ買うようにしましょう。

あなたが買った食べ物を最後まで食べきり、家庭での食料廃棄を減らすと、食材の購入頻度下がり食費の節約にもなります。

 

日本の国産物を買うようにするのも活動の一つです。

その分、日本の食料品輸入量が減りますので、余った分は飢餓に悩まされている国に回すことができます。

 

 

実際、飢餓問題の改善はそんなに簡単にいかないことですが、私たち一人一人が食料廃棄問題に真剣に取り組めば、少なくとも日本の無駄な穀物消費を減らすことにつながります。

小さい一歩かもしれませんが、何かできることを始めてみることは、何も始めないよりは大きな前進なのです。

 

地球環境ボランティア② 地球温暖化防止活動

 

食料廃棄自体が、地球温暖化に大きく関与しているのを知っていましたか?

食べ残しと賞味期限げ切れになってしまった食料は廃棄されていますが、分解される過程で二酸化炭素を排出します。

農業の過程は、生産・収穫・貯蓄・処理・物流などの過程もありますが、いちばん二酸化炭素を排出する過程が「消費」の段階に当たります。

この二酸化炭素は温室効果があり、フードロスによる温室効果ガスは二酸化炭素に換算すると世界の温室効果ガス排出量の8%に当たるとされています。

この量は国別二酸化炭素排出量で見ると、中国、アメリカに続き、第3位の二酸化炭素排出量に当たります。

 

地球温暖化は、温度上昇だけでなく、沿岸部地域の海面上昇による生計崩壊のリスクや砂漠化や干ばつによるさらなる食糧不足を引き起こす原因にもなります。

 

それは食料を栽培しにくい地域がさらに苦しむことになるので、地球を守るために私たちに協力できることは小さなことでもやっていきましょう。

 

さらにあなたにできる地球温暖化防止活動

あなたの協力でさらに個人レベルで地球温暖化を抑制することができます。

家庭での生ゴミ排出量を削減させることは大事ですが、さらに家庭では『家庭用生ごみ処理機』を使用することで地球温暖化防止活動に大きく貢献します。

 

家庭用生ごみ処理機

どうしても家庭ででてしまう食材廃棄に対しては、家庭用生ごみ処理機を使うことで地球温暖化防止の活動を行うことができます。

家庭用生ごみ処理機は2種類あり、堆肥型と乾燥型です。

堆肥型は、生ゴミを堆肥に変えて再利用することができますので、家庭で植物を栽培している人や家庭菜園をしている人は有効活用できます。

乾燥型は数時間で生ゴミを5分の1から10分の1まで小さくパラパラに乾燥せてることが出来ます。

それなので、キッチンの生ゴミの臭いに悩まされていた方やゴミの量が多くて困っていた人は是非使ってみてください。

 

地球環境ボランティア③ 海洋生物保護

買い物時に使われているプラスチック袋が海洋生物の死に直結しているという問題です。

 

ナショナルジオグラフィックは、沿岸に流れ着いて死亡したクジラの胃から大量のプラスチック袋が出てきたことを何度もニュースに取り上げています。

 

 

家庭での食料廃棄を少なくしようとすると、自然と食材を最後まで大事に使うようになるので、買い物の量や買い物に行く日も自然と少なくなります。

最近はマイバッグの使用も増えてきましたが、買い物が少なくなると、プラスチック袋の削減にもつながります。

 

また、野菜などが包装されている袋もプラスチック袋のことがあります。

このプラスチック袋はゴミとして自然に放置するとなかなか分解されないことが問題となっています。

 

それが海に流されると海洋生物が間違って食べてしまい、餌が食べられなくなり餓死してしまう原因になります。

 

イギリスのセインズベリー(日本の大手コンビニのようなもの)ではすでに一部の商品に対してプラスチック包装を廃止する方向で動いています(詳しくはこちら)。

 

そういったお店を利用して、食材購入の際には購入者側もプラスチックゴミを出さないように意識して買うようにしませんか。

 

さらにあなたにできる海洋生物保護活動

個人レベルでも、もっと色々な貢献ができますよ。

買い物を減らすことで、包装されているビニール袋や、購入時に渡される持ち運び用ビニール袋の使用を減らすことができます。

マイバックを使用することで、持ち運び用のビニール袋の削減につながります。

ファーマーズマーケットや直売所にある食材はビニール袋に入っていないものも多いで、あえてビニール袋に入っていないものを意識して買うのもいいでしょう。

こういったところで買うと、食材も新鮮で長持ちするので、さらに食料廃棄の削減につながります。

 

私はエコバッグを常にカバンに入れっぱなしにしています。お店によってはエコバッグ持参で割引ポイントをつけてくれるので、あなたに取ってもメリットがあります。

 

地球環境ボランティア④ 大気汚染防止活動

あなたが食材を買うとき、それは紙袋やビニール袋に入っていますよね。

ビニール袋問題は、上の項で海洋生物の生死に関わる問題となるとお伝えしましたが、紙の包装も最後は石油を使って燃やされます。

その時に、二酸化炭素や排ガス排出により大気汚染や地球温暖化が問題となります。

食材を最後まで使いきり、食材の購入量が減れば自然と可燃ゴミの量も減っていきます。

また、可燃ゴミは最後に残る灰の処理も問題となっていますので、ビニール袋以外にも可燃ゴミの減少も心がけていきましょう。

 

ここで興味深い記事をひとつ紹介します。

 

 

必要なものだけ買うことを意識したら、1年間のゴミの排出量が小瓶1個になった夫婦の生活の紹介です。

私たちも、意識して包装紙のないもの、外箱を持って行ったらリフィル(詰め替え)できるものを買ってみませんか?

 

さらにあなたにできる大気汚染防止活動

せっかくなら綺麗な空気の下で生活したいですよね。

食材は、できるだけ包装してない食材を選びませんか。

液体状のものは最初に瓶入りを購入し、リフィル(詰め替え)していけるものを選んで購入するのはどうでしょう。

 

地球環境ボランティア⑤ 水資源保護

農業やあなたが購入している加工食品には、水が多く使われています。

地球上にある水のうち、水資源として使える水はわずか0.01%しかありません。

その他は、人が水資源として使えない海水や氷河になります。

また、食料廃棄や食材包装から出るゴミの燃焼で出る二酸化炭素による地球温暖化は、水の蒸発や減少の原因となります。

限りある水資源を大切にするためにも、食料廃棄を減らしていきませんか?

 

地球環境ボランティア⑥ 緑化活動

緑化活動は、地球の森林資源を守る活動になります。

緑化活動というとフィールドワークのイメージがあるかもしれませんが、意外にも食料廃棄と大きく関わっております。

それなので、私たちが日常生活で食料廃棄を少なくすることで緑化活動に貢献できることがあります。

 

一つが、食料廃棄が直接地球温暖化現象に関わることはこれまでお伝えしていた通りです。

それなので、食料廃棄が減ると、地球温暖化が緩やかになるため地球の砂漠化も抑制されるので、緑化活動の一端となります。

 

2つ目が、食料廃棄が原因で、一部の国や地域で食料が足りなくなると、食糧生産量を上げるため農地や牧草地を求めて無計画な森林伐採が行われ、森林減少の原因となります。

しかし、そのようにして広げた牧草地で草が食べ尽くされてしまいますと、その土地は砂漠化の原因となります。

せっかく開拓した農地も、森林伐採の影響で地球温暖化による砂漠化が増大すると農作物が取れなくなってしまいます。

また森林が減少すると、急な大雨や台風時に水を保つことができなく、洪水災害の原因となります。

 

3つ目が、植物自体が天然の空気清浄機の作用があるのです。

植物は適度な湿度を保ってくれたり、空気中の一部の有害物質を吸着してくれたりもするので、地球環境を綺麗に保ってくれます。

 

このように、地球上のある一定面積の森林を保つことはとても重要であり、あなたが緑化活動に貢献するためには、食料廃棄を減らしていくことがその貢献につながります。

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どのようにしたら家庭での食料廃棄を減らせるのでしょう?

食料廃棄をなくすことで、地球環境に関するボランティアに繋がることはわかったと思いますが、実際家庭で食料廃棄を減らすにはどうしたらいいでしょうか?

 

日本の食料廃棄量は630~640万トン程と発表されていますが、これが何の量に相当するか知ると、びっくりすると思います。

ボランティア活動①で世界の飢餓問題をお伝えしましたが、日本の食料廃棄量は、世界の食料援助量の2倍に相当するんです!

ということは、あなたが食料廃棄をちょっと気をつけるだけで、世界の飢餓問題が解決しちゃいます。

一緒に頑張って家庭から出る食料廃棄量を減らしていきましょう!

環境省による食品廃棄物および食品ロスの量の推計値

農林水産省による食品ロスの削減に向けて

一人1日お茶碗1杯のご飯と聞くと、「それほど多い量なのかな?」とも感じますが、一生でいくら分捨てているか知っていますか?

10キロのお米代 茶碗1杯分の値段 1年間 人生80年
3,000円 19円 約7,000円 約56万
3,500円 22円 約8,000円 約64万
4,200円 26円 約9,500円 約76万

これは日本人1人の平均で出していますので、しっかり食料廃棄問題に向き合えば、もっとお金を大事にすることができます。

その反面、食べ物を捨てることを気にしないと、もっと多額のお金を捨てていることに相当するんですよ!

 

そんなに食べ物を捨てているつもりはないんだけどな…

と思っているあなたも、一緒に日常生活を見直してみませんか?

思わぬところで『食べ物を捨てている』ことに気がつくかもしれませんよ。

 

 

食料廃棄はどこでおこなわれているの?

食料廃棄はどこでおこなわれているのでしょうか?

レストランでの食べ残しが多いのが原因じゃないの?

スーパーなどで賞味期限切れになるものが捨てられているんじゃないの?

 

食料廃棄という言葉のイメージとして、あなたはレストランや食品流通の過程での食料廃棄がほとんどなのかなと思ったのではないでしょうか。

しかし実は、事業者による食料廃棄の量と、一般家庭からの食料廃棄の量はほぼ半分ずつなのです。

 

それなので、あなたが家庭での食料廃棄について見直したら、かなりの量の食料廃棄を減らせることができるのではないでしょうか。

 

特に家庭で廃棄される食料は以下のように3つに分類されます。

  • 過剰除去:食べられるのに廃棄
  • 食べ残し
  • 直接廃棄:賞味期限切れや腐らせたなど、食事として使わずに廃棄

 

このなかで、『過剰除去(食べられるのに廃棄)』がいちばん多くて家庭の食料廃棄の半分以上を占めています。

この、「過剰廃棄」とは、キャベツの外側の皮を何枚か捨てたり、芯を捨てたりするといった食べられるところを捨ててしまうことが当てはまります。

家庭で食材を扱うときに過剰に皮を削ってしまったり、食べられるところも捨ててしまってはいないでしょうか?

そして、実は手つかずの食品廃棄が20%以上を占めているのですが、その4分の1が賞味期限前の食品なんですよ!

 

あなたも、よく考えたら賞味期限前の食品を捨ててしまっていませんか?

そういう時って、「あ〜あ、やっちゃった」と思ってい捨てていると思いますが、結構気持ちの面でストレスになっていたりしませんか?

 

今後は家にある食材を前もってしっかり確認して、買う・捨てるをしましょう。

 

あなたに出来る食料廃棄防止活動

食べ物を粗末にしているつもりはないんだけどな。

あなたはそう思っているかもしれませんが、生活を見直してみるとあなたが思ってもいなかった気づきがあるともいますので、一緒に見ていきましょう。

 

 

家庭でできる食料廃棄防止活動

家庭での食料廃棄防止の基本は『買い過ぎないこと』です。

食材を買い過ぎないことは、食材廃棄を減らすことにつながりますし、当然食費の節約にもつながります。

しかし、私たちは分かっていても買ってしまうために、冷蔵庫の中で過剰な食料貯蓄が起こってしまいます。

私も、断捨離をして冷蔵庫を整理する前は、買い過ぎているという意識はなかったのですが、結果的に食材を捨ててしまうことがありました。

けれど、生活様式を少し変えるだけで大きく食費を節約することができました。

食材廃棄を防ぐためのもう少し具体的な『買い過ぎない』ための方法をお伝えします。

 

買い過ぎないための食費節約術は以下の3つになります。

 

 

食料廃棄防止のため、冷蔵庫の食材の数を管理する

あなたは冷蔵庫に今どんな食材がどのくらい入っているかすぐに分かりますか?

断捨離前の私は、把握している『つもり』でした。

散財をするつもりは全くなく、冷蔵庫に食材が無くなったと思って買いに行きましたが、買ったものを冷蔵庫に入れてみるとまだ他にもあったことに気がつきました。

ですが、この時は「どうせ食べるから大丈夫」と思って、自分はどちらかというと節約派だと自負していました。

しかし、食材は永遠にはもちませんので、もちろん日数が経っていけば腐ってくるものもありました。

「少しだけならみんなが仕方なくやっていること」と自分に言い聞かせ、罪悪感も少なく食材を廃棄していました。

 

けれど、ミニマリストの生活を目指すようになってから、調味料以外の冷蔵庫の食材をメモして冷蔵庫のドアに貼るようにしました。

そうすると、あとどの種類の食材がどれだけ残っているか正確に把握することができるようになり、食材があるうちは買い物に行かなくなりました。

また、どの食材が残っているか分かりやすくなると、今日帰ってきたら何食べようということも簡単に考えられたので、食事を作るのが苦にならなくなりました。

さらに、食材の中でもどれを優先して食べたらいいのかも簡単に把握することが出来たので、食材を腐られせることもなくなりました。

 

食料廃棄防止のため、スーパーに行く日数を減らす

冷蔵庫の食材が管理できると、残りの量がギリギリになってから買い物に行くようになりました。

今は、カレンダーに買い物に行った日をチェックするようにしていますが、月に2〜3回で事足りています。

今まで週に1回かそれ以上買い物をしていたので、買い物の日数を減らすと最初のうちはなんとなく物足りなさを感じることがあります。

でも、その気持ちは「買い物をしなければいけない」から感じるのではなく、『習慣』として、もしくは『時間があるから買い物に行っていた』ということがわかりました。

 

みなさんも買い物に行くとき、実は「時間があるから」買い物に出かけているときはありませんか?

生活習慣を見直してみると、あなたも必要がないのに時間があるから買い物に行っていたことがあったかもしれませんよ。

また、食材以外の買い物目的でスーパーに行ったときは、食料品部門に寄らないこともオススメします。

購入予定していなかった余計なものをついつい買ってしまう原因になりますよ。

 

また、買い物に行く時は、どうしても必要なものだけメモをするのもいいでしょう。

メモを見る癖をつければ、余計な買い物は格段と減ります。

 

食料廃棄防止のため、ファーマーズマーケットなどで新鮮で長持ちできる食材を手に入れる

これは、利用してから気がついたことですが、ファーマーズマーケットで食材を買うと、産地直送の食材を買えるので長持ちします。

 

今まで食材を腐らせていたときは、思ったより早く食材がダメになってしまったので捨てていた時もありました。

 

けれど、ファーマーズマーケットを利用することになり、食材って新鮮なものを手に入れるとこんなに長持ちするんだってことが分かりました。

 

特に、一人暮らしですとキャベツやレタスを丸ごと買っても使い切らなかったことが多かったのですが、ファーマーズマーケットで買ってから使い切るようになりました。

さらに物によっては、スーパーで売っているよりも安く買うことが出来ます。

また、規格外の形でスーパーなどでは売れなくなった野菜を安く買ったりも出来ます。

まだファーマーズマーケットや道の駅などに行ったことがない人は、「直売店」をぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

 

外食で出来る食料廃棄防止活動

外食時の基本は「頼み過ぎない」ことですね。

飲食店における食料廃棄の約60%を占めるのが、『食べ残し』です。

これは飲食店側の問題ではなく、食べ物を頼んだ側の問題になりますので、あなたのちょっとして努力で減らすことができます。

 

メニューを見るとあれもこれも美味しそうに見えますが、少しずつ頼むことにしてみてはいかがでしょうか。

特に温かいものを頼んだ場合、せっかくの美味しいものがほかのものを食べたりしゃべっているうちに、冷めて味が落ちてしまうこともあります。

せっかくでしたら、出来上がったばかりの美味しいものを食べたませんか。

あなたの食べ残して捨てている食材の料金は、あなたやあなたの家族が一生懸命働いて手にした給料から支払われているのですよ。

 

また、日本人でよくあるのが、複数の友人と食べた時に『最後の1個が食べにくい』です。

これも意識することで「最後もらうよ」と言うことができますので、たかが1個が食料廃棄されてしまうなら、勇気を持って一言言えるようにしませんか。

ちなみに私は、「もったいないから最後もらうよ」と言うようにしています。

そうすることで、周囲の人にも「残すことはもったいない」と言葉で伝えるようにしています。

そうやって続けていくことで、聞いている方も自然と意識してくれるようになるといいですね。

 

定食やランチセットの場合は、「量多め」「量少なめ」なども出来ますので、最初から量を調整してオーダーしてみるのもいいと思います。

 

私が出来た食料廃棄防止活動

本当に、上記のことを守れば食料廃棄は防止できるの?

と思う方もいると思いますので、実際の私の食費の違いをお見せします。

総務省が行なった2017年の家計調査によると、一人暮らしの1ヶ月の平均食費は約4万円(内、外食費1万円程)だそうです。

皆さんはどうでしょうか?

月平均の食費が多いあなた、実は食材を捨てているために食費がかさんでいませんか?

 

私は食料廃棄を止めようと意識する生活を目指すようになってから、上に書いた「家庭」と「外食」でできる食料廃棄防止術を実践してみました。

実際の1ヶ月の食費を以下にお見せします。

私が食料廃棄について気をつけただけで、一人暮らしでひと月の食費にこれだけ違いが出ました。

  食料廃棄意識前 食料廃棄意識後
  12月 43,443円 1月 33,135円
  11月 36,693円 2月 24,133円
  10月 61,523円 3月 15,420円
  9月   31,729円 4月 30,694円
  8月   39,460円  
平均   42,569円  25,845円

この中には、外食も含まれています。

食料廃棄を意識する前の月平均の食費が約4.3万でしたので総務省が出していた一人暮らしの平均食費とほぼ一緒です。

それなので、食料廃棄を意識する前の私の生活は、『日本の平均的な食費』ということが出来ます。

それに対して、家庭と外食で食料廃棄を気をつけるだけで、1ヶ月の食費が2.6万ほどに減りました!

食事量を変えることなく、ストレスなく自然と食費を40%も減らすことが出来たのです!

ということは、私は1ヶ月平均1.6万円分の食材を捨てていたことに相当します。

これは1年に20万円お金を捨てていたのということです。

50年にすると…、計算するのも怖いですね。

 

食料廃棄を意識する前の自分は、散財や過剰な外食はしていませんでしたが、思いついたら買い物に行くという生活をしていました。

今から考えると、あまり計画的ではない買い物の仕方でしたね。

そのため、時々冷蔵庫の中のものを腐らせてしまったり、賞味期限切れになってしまって食料を捨てていることがありました。

他の食材の陰に隠れていたため冷蔵庫を開けた時に目に入らず、結果としてダメにしてしまうこともありました。

 

日本の平均の食費を使っていた私がそうだったので、あなたも生活に食料廃棄を気をつける意識をちょっと取り入れるだけで、これだけ変わることを実践してみてはいかがでしょうか。

 

あなたも食費の節約に興味がありましたら、まずは一度生活方法を見直してみるのはいかがでしょうか。

 

食品リサイクルに協力することでできる食料廃棄防止活動

日本では、海外で普及している「持ち帰りバック」や「廃棄する食料のシェア」が、衛生面の問題で実践できていないのが現状だと思います。

それでも、食料廃棄防止や廃棄物の焼却に関わるエネルギー問題に関して、民間レベルで少しずつ減らしていく試みがされているのも事実です。

そういったものに協力することで、食料廃棄を少しでも少なくすることに協力していくのはどうでしょうか。

日本で実際おこなわれている食品リサイクルをお伝えします。

 

アプリ Reduce Go

これは私が実際に携帯に入れている食品リサイクルのための携帯アプリです。

一定の月額料金(1980円)を払えば、レストランやお店での余剰食料をもらえるアプリです。

余った食材を無駄に廃棄しないために作られたアプリです。

現在のReduce goの特徴は以下の通りです。

  • 月額 1,980円
  • 加盟店:158店舗
  • 注文は1日2回まで
  • 利用料金の2%が社会活動団体に寄付

 

アプリを起動すると、余剰食品が見られます。

写真がクリアなものが、その日の余剰食品です。

取りに行かないとけないので、自分がいるところからの距離と期限の時間が書かれています。

 

 

『注文する』がありますので、クリックします。

アレルギーが心配な人は、アレルギーチェックもできます。

また、下にスクロールするとお店の住所が書かれていますので、近くの駅がどこなのかなど事前に調べることもできます。

 

現在は東京近郊をメインにしていますが、月額料金を払えばレストランで余った商品やキャンセルになってしまったものを予約して持ち帰れます。

初めは東京都内のみでしたが、埼玉や千葉、神奈川の店舗も入るようになりました。

これもまだまだこれから広がっていく予定でいます。

食品の衛生面から時間指定はあるのと、お店まで取りに行く必要がありますので、しばらくは関東圏の人、取りに行く時間がある人限定になります。

けれど、とてもいい試みですね。

「この試みが今後少しずつでも広がっていけばいいな」と応援しているアプリです。

 

Otameshi (オタメシ)

こちらは、『Otameshi (オタメシ)』というサイトで、いろいろな商品を50%以下で売っているサイトです。

なぜ、50%以下にできるのでしょうか?

なぜなら、商品は、

  • パッケージの変更に伴い、販売終了となる旧パッケージの商品
  • 消費期限間近の商品
  • 特別提供品として作られた商品

だからです。

 

それなので、何か不備のある商品ではありません。

それでも実質的なスーパーでは売れない商品なのです。

しかも、このシステムの更に良いところは、販売代金の一部を寄付しているところです。

購入者は、どの施設に寄付をするかも選べます。

 

あなたも食品廃棄防止環境問題に興味がありましたら、ぜひ活用してみてください。

 

タダヤサイドットコム

こちらは、形の悪い野菜などが抽選でタダでもらえたり、直売所からの食材をネットで買える食品リサイクルサイトになります。

タダヤサイドットコム

形が小さくても、多少変形していても、味に変わりはありません。

抽選に当たれば無料で手に入りますので、食材廃棄の防止にも協力する形になり一石二鳥です!

販売の場合には、量が多く売り出されている食材が多いので、家族向きだと思います。

発送地域が限定されていることもありますので、その点は注意してください。

 

【2019年8月追記】

株式会社 デイブレイク

(株)デイブレイクも、食品ロスの減少に積極的に取り組んでいる会社の一つになります。

まずは、商品を見てもらいましょう。

 


HenoHeno la 10パック 国産冷凍フルーツ ミックス 通販 取り寄せ 特殊冷凍で新食感サクサク ストロベリー オーガニック スムージー業務用にも

 


HenoHeno 完全無農薬柑橘ミックス 10パック 国産冷凍フルーツ 通販 取り寄せ 特殊冷凍で新食感サクサク オーガニック スムージー業務用にも

 

HenoHenoとは、(株)デイブレイクがすすめている事業の一つで、フルーツを特殊技術で急速冷凍させて作る、硬くない冷凍フルーツなのです。

 

(株)デイブレイクは、もともと特殊な急速冷凍の技術を持っている会社です。

事業の一つとして、この会社が持つ特殊な急速冷凍技術を他者に技術提供をしています。

 

もう一つの事業として、(株)デイブレイクは、自社で冷凍フルーツの作成と販売を行なっております。

 

この、冷凍食品の元となるフルーツは、本来なら捨てられてしまうはずのフルーツなのです。

 

フルーツ自体はもともと国産のフルーツだったり、国産無農薬のフルーツといった、とても時間と手間ひまをかけて作られたフルーツです。

味もかなり良いものです。

ですが、現在の日本に流通過程で、ちょっと見た目が不恰好なもの、ごく一部のみ傷があるものは、売りに出すことができません。

すなわち、食べられるのに、捨てられてしまうのです。

 

(株)デイブレイクさんはその点に着目し、農家と契約して、せっかく美味しく食べられるのに理由があって捨てなくてはならない食材を、捨てられてしまう前に手に入れます。

そして、自社の冷凍技術を生かして冷凍フルーツを作っているのです。

 

カットして冷凍フルーツを作っているため、見た目が悪いのも分かりません。

 

しかも、通常「冷凍フルーツ」というと、硬かいから、少し解凍しないと食べれなかったり、変に歯にしみることもあります。

ですが、(株)デイブレイクさんの冷凍技術で作った冷凍フルーツは、解凍しなくてもスムーズに歯で噛める冷凍フルーツとなっています。

冷凍なのに、サクッと柔らかく噛むことができ、特殊な歯触りを楽しめるのも、特徴の一つです。

 

現在、で買えますが、ナチュラルローソン(店舗)でも販売を始めています。

 

もしあなたが食品ロスの減少に興味がありましたら、一度(株)デイブレイクさんのカットフルーツを試してみてください。

 

 

自分に協力できそうなことから、こういった活動に参加していきませんか?

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まとめ

このように、皆さんが何気なく買っては捨ててしまっている食材に目を向けるだけでも、地球環境に大きく関わっており、それが食料資源問題、地球環境問題まで発展しています。

今日から食料資源問題や地球環境問題のフィールドワークに参加することは難しいかもしれません。

けれど、私たち一人ひとりも日常生活をほんの少し見直すだけで、そういった問題に向き合って取り組んでいることになるのです。

 

以前の私は、意識して食料を廃棄しているつもりはなかったのですが、冷蔵庫の中がなんとなくぐちゃぐちゃしていていました。

それは、探しても見つからないから余計なものを買う、結局奥の方で食べ物が腐っていたという行為につながっていました。

けれどたまたま始めた断捨離で、この問題を考える機会に恵まれました。

今は、買い物の時は積極的にマイバックを持参し、包装の少ない食品を買うようにしています。

また、冷蔵庫の中はスッキリ見やすく保つように心がけ、冷蔵庫のドアを開けなくても中に何が入っているか把握できるようにしています。

時々、『時間があるから』というだけでふらっと買い物に出ていた行動を改め、必要なものを必要な時に、必要な分だけ買うことを心がけています。

 

あなたも、食料廃棄に関する記事を読み、知識を身につけ、自分の生活も見直すことから環境問題に参加してみませんか?

それによって、あなたの生活習慣の悪い点が改善でき、食事の節約につながり、さらには地球規模の大きな問題改善にも関わることができるのです。

 

私たちの関わりは小さな力かもしれませんが、皆さんががほんの少しずつでも興味を持っていくことから問題の解決につながります。

あなたも今日、まずは冷蔵庫の中を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。

 

drminimalist

Dr.ミニマリスト サイドFIRE予定のフリーランス医師であり、医療コンサルタント。 最近は国内や海外を旅をしながら仕事をしています。 自身の健康を害した時に、ミニマリストや断捨離を知り、身の回りを整理することで症状の改善を認めました。自分の経験から、心とカラダの健康の大切さを実感し、自分の人生を大切に生きるためにFIRE(経済的自立、セミリタイア)を目指して資産形成、投資を実践して自由に生きています。