あなたは寝ても寝ても疲れが取れないことはありませんか?
寝たら元気になります!
実は、疲れが取れなくて困っているんですよね。
『疲れ』は、あまり溜め込み過ぎてしまいますと、寝ても疲れが取れない『慢性疲労』という状態になります。
しかし、実はこれと少し似ているようで、もっと深刻な病気があります。
それが、『慢性疲労症候群』です。
慢性疲労症候群と聞くと、慢性的な疲労が続き、それに伴って他の複数の症状が出てきた病気というイメージがあるかもしれません。
例えば『長引く疲れ』とともに、眠れない、胃がもたれる、イライラする、気分が落ち込むなどといった症状が重なった時に『慢性疲労症候群』と言ってしまうことがあります。
ですが、これらの症状は慢性疲労の症状なのです。
慢性疲労と慢性疲労症候群とは、違った病気なのです。
おそらく、通常の慢性疲労を『慢性疲労症候群』と考えて言っている人が多いかもしれません。
もしあなたが長引く疲れに悩んでいたら、それは慢性疲労なのか、それとも『慢性疲労症候群』なのかはなかなか区別しにくいと思います。
しかし、その2つの病気を知ることで、あなたの疲れに対して正しい治療をすることができます。
今回は、あなたの疲れの解明のため、慢性疲労症候群とはどういう病気なのか、慢性疲労とはどう違うのかということを知ってもらいたいと思います。
同じような症状で悩んでいるあなたの参考になればと思います。
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慢性疲労症候群とは、以下のように定義されています。
原因不明の身体を動かせないほどの疲労が6か月以上の長期間にわたって続き、日常生活に支障をきたすほどになる病気です。
すでにこの段階で、「原因不明」の疲労と定義されているのです。
病気の発症は、風邪(かぜ)や気管支炎(セキが続く)などにかかったことをきっかけに、かぜっぽい症状が長引いたりして発症することもあるようです。
そういったものが、休んでも改善しない、さらに眠れないなどの別の症状も出てきたりします。
採血検査や、そのほか全身検査をしても他の病気が見つからない場合、この「慢性疲労症候群」が疑われます。
ではまず、具体的にどのような症状だと慢性疲労症候群に当てはまるかあげていきます。
『慢性的な疲労感』と『消化器症状』『睡眠障害』『精神症状』は、少し程度のひどい慢性疲労と同じ症状ですね。
ですが、この2つの疾患には、大きな症状の違いがあります。
それが、『炎症症状(感染症みたいな症状)』と『筋肉の痛み』なのです。
私の場合、かぜみたいな症状(炎症症状)以外は全て当てはまりました。
特に全身の筋肉の激痛と脱力感、寝付けないという症状が強かったです。
反対に、朝に症状が強く出たので午前中の仕事中の思考力はかなり落ちていましたが、この辺り、慢性疲労症候群の場合、午後に症状が強く出るようです。
ただ、これらの症状は、1つだけで病名となったり、他の病気でも出てくる症状ですので、自己診断は十分に気をつけ、医療機関を受診する様にしてください。
それなので、通常の慢性疲労と違っておかしいと思うところがあったら、我慢や放置しないように気をつけてください。
慢性疲労症候群は、生活環境のストレス下で身体の免疫系や内分秘系の調子が悪くなることで、体内に潜んでいたウイルスが再活性化されて症状が出ます。
例えば、小さい頃にかかった水疱瘡のウイルスが身体に潜んでいる人もいるんです。
普段はこのウイルスは悪さはしませんが、一度身体の免疫力が落ちるようなことがあると、ウイルスが活動的に動いてしまうのです。
このウイルスを抑えるために生体内で作られた物質が、逆に身体にも悪影響を及ぼす、といった感じです。
そのため、全身の炎症反応のような症状(風邪様症状や微熱、喉の痛み)が起きてきます。
また、この物質が頭に行くと、神経系の異常の原因になります。
神経は痛みをつかさどる神経もあるので、そこに異常が出てくると、頭痛や全身の筋肉痛のような症状の原因となるのです。
なかなかメカニズムをわかりやすく説明するのは難しいのですが、簡単にいうと、
生活ストレス
⬇️ 免疫低下
⬇️ ウイルスの再活性化
⬇️ 生体内に出された物質が脳に影響
⬇️ さらに身体に疲労・痛みを引き起こす
これは、自分の身体が発している「危険信号」なので、「最近忙しいから」と考えて無視してしまうと、もっと辛い症状を引き起こす原因になるので注意してください。
まずは、脳の疲労やストレスとなっている原因を取り除くことです。
これが原因で身体の中のウイルスを再活性化してしまっているので、これを取り除くことが重要になります。
あとは、対症療法といって、それぞれの症状に適した治療をしていきます。
しかし、これはあくまで症状を薬を使って抑えているだけなので、元々の原因を取り除かないと、薬の使用をやめると再び症状が出現してきますので、注意してください。
【治療法としてあげられているもの】
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それでは、何度か言葉も出ています『慢性疲労』とは、どういった病気なのかお伝えしますね。
慢性疲労とは、「6ヵ月以上疲労が続き、一晩寝ても疲れがとれない」状態を指します。
2012年に厚生労働省疲労研究班が行なった調査によれば、3分の1以上の人が半年以上続く慢性的な疲労を感じています。
そして、そのうち2%くらいの人には日常生活に支障をきたすような慢性的な疲労も見られたという結果を出しています。
また、医療機関受診患者の調査を行ったところ、半数近くの受診者に半年以上続く慢性的な疲労が認められました。
慢性疲労の状態になると、日常生活における活動量の低下だけでなく、思考力や集中力の低下につながります。
それは、日常生活で思わぬ怪我や失敗を引き起こす原因にもつながってしまいますので注意しましょう。
また、内臓の疲れから消化能力が落ちたり、自律神経の疲れから常にイライラしたり、精神的に不安になり、周囲の人との人間関係がこじれる原因になることもあります。
慢性疲労症候群は、「筋痛性脳脊髄炎」「ウイルス感染後疲労症候群」などの関連もあり、「慢性疲労」と区別がつきにくいため、診断も難しいとされています。
また、慢性疲労症候群という言葉は、慢性疲労と間違えられやすく、それでは重篤度が伝わらないので、現在は名称を変更しようという動きもあります。
アメリカの患者団体などではすでに、「慢性疲労免疫不全症候群」という慢性疲労症候群とは別の呼称を利用し始めています。
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慢性疲労症候群の症状は、それだけで病名となるもの(不眠や胃痛など)、また他の病気でも同様の症状が出てくることがあり、診断が難しいとされています。
それなので、症状が出たからといって安易に「慢性疲労症候群だ」と自己診断しない様に気をつけてください。
例えば、
休息を取ると改善したり、全身の痛みがなかったりしますが、鑑別が難しいです。
他の病気で同じような症状が出ている場合は、本当の病気を治療すれば症状が改善するものがあります。
「慢性疲労だからしょうがない」といって治療を受けないと、さらに悪化してしまったり、他の症状を引き起こす原因にもなりますので、気をつけてください。
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私の場合は、たまたまその時期に健康診断をして、他の病気を認めなかったこと、期間も半年に渡り、身体を休めても症状が改善しなかった、筋肉の激痛があったため、「慢性疲労症候群」だろうという結論に至りました。
そして、その症状は原因となっていた『脳へのストレス』『脳疲労』を減らすことで徐々にですが改善してきました。
また、疲れに対しては、日本で開発されたこちらのサプリを服用しました。
これは、大阪市と大阪にある大学、企業が手を組んで開発したサプリになります。
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時々、疲れを感じた人が栄養ドリンクを飲んでいますが、栄養ドリンクはカフェインを使って一時的に目を覚まさせる効果を利用しています。
そのため、効果が切れた時には逆にどっと疲れを感じる人もいますので、注意しながら服用して下さい。
私の場合、『脳へのストレス』『脳疲労』の改善となった方法が、『断捨離』でした。
断捨離を行うことで、頭の中でごちゃごちゃしていた考えを整理することができ、自分が何をしたいのかはっきりしてきました。
ですが、私も医療に携わる立場の者なので、「断捨離=慢性疲労症候群の治療」そのものとは思っていません。
ただ言えることは、
断捨離をすることにより、身の回りがスッキリするのに並行して、自分の頭の中もスッキリしてきた
ということです。
すなわち「脳に対するストレスの軽減」です。
言い換えれば私の病気の発症の原因は、脳にストレスが与えられ、脳の許容量を超えてしまったため、身体が何かしらの症状を出すことで、自分自身に警告を発していたのだと思います。
今回断捨離をやってみて、一番感じたことは、
頭の中の、自分の考えがスッキリして、脳のストレスが軽減した
ということです。
皆さんも、頭の中で考えがまとまらず、ストレスや脳疲労を感じているときは、心と頭の整理のために、一度断捨離を試してみてはいかがでしょうか。
参考資料:
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000yi7y-att/2r9852000000yihm.pdf